世界一綺麗な音【宇髄天元】

23音目 ページ27

１ヶ月後


私は最終選別に行きました


無事生きて帰れました！！


生存者は私一人でした…………、


鬼は全員片付けたはずなのになぁ……、





てことで無事に鬼殺隊に！！！！

隊服を作ってくれた人が胸元完全に空いた服を持ってきたので、しのぶちゃんに貰った物で

目の前で燃やしました


しのぶちゃんが言ってたこと……本当だったんだ……！！


なんか申し訳ないな……






『えと……ご、ごめんなさい……

でも、この格好じゃ鬼と戦った時に……

私に似合うちゃんとした隊服を作って欲しいな……』



「……でもでも、ズボンには絶対に！！しません！」


『…………、胸元開いてないならそれで十分だよ！

ありがとうございます……！』




ニッコニコで帰っていったおじさん

………………ばいばい









「Aー、刀届いたぞ」


『わあっ、えと……貴方が私の刀鍛冶さんです？』


「……」


何も喋らないで、コクっと頷くだけの刀鍛冶さん


「名前は、大神子 雪奈だとよ」





おおみこ、ゆきな


女の子……じゃないよね……？？？




なんか不思議な音だなぁ…………




『刀、抜いてもいーい？』

「……」


首を縦に激しく振る雪奈さん







刀を握ると徐々に色が変わって行って、


白色の刀身で水色の線が入った綺麗な刀になった


雪奈さんは手で色んなポーズをして何かを私に伝えようとしていた




「この刀、貴女のそのままの力を刺した相手に注ぐことができるように改造されているから




派手にぶち殺せ


だとよ」



派手にぶち殺せは絶対宇髄さんが付け足したよね



絶対そうだよね




『そのままの力を刺した相手に注ぐ……ねぇ


氷のせいで膨張して破裂したらどうしよ』



「膨張して破裂っ！派手な響きだなぁ……

今すぐ鬼を破裂させてみてぇな……！！」



宇髄さんは本当に派手派手星人だなぁ………………



「………………」


『雪奈さんもう帰るの！？



次の仕事かぁ…………仕方ないね


ありがとうございます！折らないように頑張ります！！』


「………………」

私の頭をポンポンと撫で、手を振って来た道を戻っていく






『………………ねぇ宇髄さん』

「あ？なんだ？」




『なんであの人の言葉わかったの……？』




言葉というか……言いたいことというか……




「元忍だから」



『えぇ………………』



「天才だから」




『えぇ………………………？』



「俺様だから」


『えぇ…………………』

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