派手な柱の本命継子〔鬼滅の刃〕

72日目 ページ34

『優しくって言ったじゃないですかっ……

なんで……っ、

なんで毎晩毎晩！！もう10日目！！

私の腰は壊れた！！！あんたのせいだ！』

「お前だって毎晩鳴いてただろ！！

誘って来たのはお前だ！」

『私がいつ誘ったんですか！

2日目は寂しかったから寝ましょうって言ったけどさぁ！

3日目は風呂上がり

4日目は着替えてる時

5日目は私が間違えてお酒飲んじゃったから仕方ないけど……

少しはブレーキ持てよ変態くそゴリラ！！！！！！！』

もう流石に限界です

欲強すぎかってのこのモンスター……

「俺は神だ！！！！」

『まだ言うか！』

「だって本当の事だしな」

『……怒ったから私

次部屋入ってきたら斬殺してやる』

「お前ならやりかねない」

『本気だからな！この色男が！！』

「それ地味に褒めてんぞ」

……ムカつく

『……天元なんて大嫌い！！』

私は痛む腰を丸めて布団に潜る

布団の隙間からちらっと天元を見ると固まってた

『嫌い』

「……」

『大嫌い』

「っ……」

『世界一嫌い』

「言わせておけばなぁ……っ！！！」

布団を思いっきり剥いで頬をつねられる

『いひゃい！いひゃいってあ！』

「地味に傷ついたわボケ！！」

『天元があんなにするからだし！』

「あぁ！？あんなに鳴いて俺の背中に傷つけて噛みやがって……！

結構痛てぇんだよ！」

あら、そんな事私したの？

『でも私だって痛かったもん……』

最初だけ

「あぁ？最初だけだろうが……」

『知らない！もう天元とご飯食べてあげない！』

「飯ぐらい1人で食えるわ！」

『だってご飯は好きな人と食べたら一番美味しいんだからな！知ってたか！』

善逸が言ってたんだからな

ご飯は凄いんだよ！

「…………」

無言で近づいてくる天元

『なに！どうしたの！

……なんで喋んないの！怖い！！

黙んなよ！』

いきなり天元が私のことを抱きしめる

「……俺が悪かった、ごめん」

『えっ……え？』

善逸……ご飯の力って本当に強いね

今だけ感謝してるよ、善逸君

「てことでやらね？」

『なんだよてことでって！

無理！動けない！やりません、しません！』

「……えぇ、」

『悲しい顔しても無理！』

「…………」

『うぐっ……』

天元が物凄く甘えた顔でこっちを見てくる

この化けゴリラ……

演技ってわかってんのに許したくなるこの美形

『じゃあ！やんないけど、一緒に寝よ？』

「……チッ」

『あ、怒りまし「ごめん、」

許す』

ただのイチャイチャ日和

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