派手な柱の本命継子〔鬼滅の刃〕

67日目 ページ28

『炭治郎……君は多くの可能性を持っている

私は個人的に君を好いている

恋と言う意味ではないよ？

私には天元が居るからね』

「嬉しいような……悲しいような……」

『君は……鬼になった人でも助けようとする
君は素直で綺麗な心を持っている……

私はそれがとても羨ましく嬉しいよ、炭治郎

炭治郎は長男だ

でも、何かあったら私に頼ってね

私は柱の中では末だけれど…』

あっ、煉獄さん……

忘れていた…

『そうだ、炭治郎！

煉獄さんが……よろしくと言っていたよ

皆君に期待している

頑張ってね

私は明日一度天元の元に戻る。多分寂しがってるからね！』

私は羽織をなびかせて、自分の部屋へ戻る

しのぶちゃんやみんなに挨拶をしに行く

『きよちゃん、すみちゃん、なほちゃん、

いつもありがとうね』

「明日には帰るんですよね……？」

「寂しくなります…」

「また来てくれますか？」

『勿論だよ！今度は美味しいものを持ってくるね』

「「「はいっ！！」」」

3人をなでてアオイの元へ向かう

『アオイ！！』

「もう帰られるのですか？」

『うん、寂しい？』

「別に、寂しくないです。

頑張ってください」

『冷たいよん……アオイちゃん……

炭治郎達をよろしくね』

「勿論です」

アオイを抱きしめて、カナヲの元に行く

『カナヲ！！！』

「……もう、行くの？」

『うん、寂しい？』

「わからない、けど

大丈夫」

カナヲはいつからこうなのだろう……

『カナヲ、いい事を教えてあげる

人は心が原動力だ。

竈門炭治郎はカナヲを絶対変える

あの子は心が綺麗だから。ちゃんと見てあげてね』

「Aがそういうのなら……」

『また来るね、カナヲ！』

「うん、さようなら」

カナヲの事も抱きしめて、しのぶちゃんを探す

居ない

…………居ない。


…………………………居な……居た！

『しぃぃのぶちゃぁぁんっ！』

「…………A、どうしたのですか？」

『明日帰るよ、天元が待っているからね』

「そうですか……」

『しのぶちゃん…

なんで、怒っている匂いがするの……？』

……聞いちゃ不味かったかな

「私は……姉さんが好きだと言ってくれた笑顔を絶やしたくはないんです

けれど、鬼への怒りが蓄積されて私は少し疲れているのかもしれない。

……A、竈門炭治郎君はどんな人ですか？」

『……へ？

優しくてとても澄んだ匂いがする、綺麗な子だよ』

「……私の夢を炭治郎君に任せようと思うんです」

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