君と出会った街

【VCR1】緊急救急救命。 ページ17

※yamasaki464696様リクエスト

NqrseとSelly
救急隊員の時の設定です。
勝手にVCR1の時にしたくせにイマイチな感じになってしまった。すみません。

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「Aー。今日1日だけおれの仕事してくんない？」

そんな無茶振りをしてきたのは私の従兄弟で現・医院長のらっだぁ。昔からゲームの上手ならっだぁに負けないように腕を磨くうちにらっだぁのゲームプレイを完璧に再現できるようになった私はいつからか彼の代わりを頼まれるようになった。

「ということで、今日は私が教えることになりました。NqrseさんもSellyさんもまだ研修中ということで、私が現場までヘリで連れていきますので蘇生は二人にお願いします」

ぺこりと頭を下げて上げると、あくびをするNqrseさんときょろきょろしているSellyさん。話し終わった？と、気怠そうな二人にお構い無く怒涛のダウン通知がやってくる。

「……ヘリで行きますか。『らっだぁ代理A、Nqrseさん、Sellyさん山岳向かいます』」

『はーい、気を付けてー』

とろろちゃんの声に癒やされながらヘリを出す。乗っている二人は、ヘリいけるんすか？と聞いてくるが「ハイ」と答えるのも面倒だったので山岳に向かって黙って運転する。

「え、普通に上手いっすね」

「Nqrseさん、近付けるんでピックアップお願いします」

「あ、はい」

ヘリを近付けた瞬間に銃声がなる。少し離れた位置で銃を構えている人影。ヤバい、と即座にヘリを離そうとした瞬間ヘリのフロントガラスが割れて私の左頬に走る熱。たらりと何かがたれる感覚で、弾が頬をかすめたことを察した。

「Aさん！大丈夫！？」

Sellyさんの声が耳に届くが、私の頭には既に血が昇っていた。ヘリを遠ざけるのでなく逆に人影に近付いた。

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