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リヴァイさんが淹れてくれたホットミルクはとても優しくて、また涙が出た。
飽きねぇやつ。なんて鼻で笑うリヴァイさんは押し入れから布団を引きずり出してソファに乗っけて……。
「お前はベッドで寝ろ」
「ごめんなさい。私、なにもしてないのに」
綺麗に整えられたベッドにそっと滑り込む。知らない匂い。知らない男の人の匂い。知らない固さの枕。その上に敷かれた知らない柔軟剤の匂いがするタオル。
全部知らない、でも優しい。
こうして私の誕生日は過ぎていった。
あ、結局ミケさんの誕生日プレゼント買ってないや。どうしようかな。
朝、ご飯の匂いに目が覚めた。
スマホを見るとミケさんからすごい数のメッセージが来ていて、既読をつけずに通知だけで内容を確認する。やっぱり心配している。
……家族だから。
「起きたか」
「あ、リヴァイさん。おはようございます」
「まずいかも知れないが」
「わぁ、いただきます！」
いつものミケさんが作るものとは違って知らない味のご飯。
ミケさんはパンと目玉焼きとベーコン、リヴァイさんは白米にお味噌汁に焼き魚。
白米はミケさんの炊いてくれるものより固めで、お味噌は少し甘い。お醤油も甘め。
「美味しいです！」
「……ああ」
黙々と食事をして、食べ終わった食器は私が洗いたいとお願いするとリヴァイさんは渋々OKしてくれて。
お皿を洗い終わるとシンクの掃除を始めたリヴァイさんを手伝って。綺麗好きのリヴァイさんからは学ぶことが沢山あって、
これ活かせるかな。家帰ったらここも掃除しよう！
なんて、私の頭はすでに家に帰りたがっているのに心がそれを邪魔してずるずると居座り続けようとしてしまう。
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宇治銀時(プロフ) - 可愛い後輩ちゃんさん» コメントありがとうございます！ハンジさん良いですよね。短編作ろうとしたときに真っ先にハンジさん書いてました(笑)かっこいいし、可愛いし。喜んでいただけて嬉しいです！ (2022年3月28日 19時) (
レス) id: 7eec906a71 (このIDを非表示/違反報告)
可愛い後輩ちゃん - 〜、！！好きです！！ハンジ担としては一話目からハンジさんなのが嬉しすぎて😭 (2022年3月28日 18時) (レス) id: 28b1a8c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
宇治銀時(プロフ) - 蠱闇さん» コメントありがとうございます！頑張ります。(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ (2022年3月22日 20時) (レス) id: 7eec906a71 (このIDを非表示/違反報告)
蠱闇(プロフ) - めちゃくちゃ良きです！特にミケさんの話が最高です🥺 応援してます！ (2022年3月22日 2時) (レス) @page14 id: cc664d8487 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇治銀時 | 作成日時：2022年3月21日 22時
