【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 4【フロイド】

オアシス [アズールside] 2 ページ37

カ｢さあ､宴の準備は整った
みんな好きなだけ食って､歌って､踊って､今年の嫌なこと全部忘れちまおう!
ほら､ジャミルもこっちで踊ろうぜ!｣
ジャ｢お､オレはいいから………!｣

眉間にシワを寄せたジャミルさんと満面の笑みのカリムさんが踊っているのを日陰から眺めていれば飲み物を持ってきたジェイドがクツクツと笑った

ジェ｢おふたりともお上手ですね
アズールも踊りを教えていただいては?｣
ア｢やめてください
人魚にはハードルが高すぎます｣

ジェイドから飲み物を受け取りAにも渡そうとしたところで隣にいたフロイドとAが居ないことに気がついた

フ｢オレも踊る〜!｣
『僕も!?』

フロイド……
まあAの事ですし大丈夫でしょう

はしゃぐフロイドとAを眺めていればカリムさんがいつぞやのイソギンチャクたちが監督生さんの所に居ることに気がつきそちらに移動していく
ここまで歩いてきたんでしょう
汗だくですね

カ｢なんだ?
ユウたちの友達か?｣
フ｢あ､カニちゃん
遊びに来たの?｣
デュ｢カニ………?｣
エ｢あー､フロイド先輩は同じバスケ部で……
スカラビアのジャミル先輩も同じ部活なんだけど｣
カ｢おお!
そうかそうか､ジャミルの友達ならオレの友達だな!｣
ジャ｢おい
何度も言うが俺はお前と友達になったつもりは………はぁ
聞いてないな｣
カ｢とにかく､せっかく来たんだ
お前らもホリデーの宴に参加していけよ!｣
ア｢こちらにピザやパスタもありますよ｣
ジェ｢お飲み物はどうされますか?｣
エ｢げげっ､オクタヴィネルの奴ら!｣

奴らとは酷い言い方ですねまったく

『エースとデュース
久しぶり〜』
エ｢おまえは何て格好してんの!!｣
デュ｢な………中は着てるよな………?｣
『着てるよー?
ほら』
エ&デュ｢見せなくていい!!｣

Aの水着姿に狼狽えながら後ずさった様子を見てカラカラと笑っているAの頭に帽子を被せ飲み物を渡す
あんまりいじめてあげるんじゃありませんよ

カ｢よーし､それじゃあ宴の再開だ!
ありったけの料理と音楽を!
今日は最高のホリデーにするぞー!｣
ジャ｢やれやれ………まったく｣


その後無理やり踊りに参加させられたり､はしゃいだAに水をかけられたりと色々ありましたが……

フ｢帰ってきた〜｣
『ただいまぁ〜』
ジェ｢留守の間不備は無かったでしょうか｣
ア｢無事帰宅……おまえたちお疲れ様でした｣
『アズールもね』
ア｢しばらく砂漠は見たくありませんね｣

熱砂の策謀家 END

オレの稚魚ちゃん(番外編) [フロイドside]→←オアシス [アズールside]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す