【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 4【フロイド】

夜の作戦会議 [フロイドside] ページ13

スカラビア寮の空き教室の床に丸くなって座って話をしてるアズールたちを見ながら膝の上に座らせたAの手を弄る

あ……ここの痕薄くなってる

グ｢今日はご機嫌カリムだったんだゾ｣
ア｢ええ
僕が知る"いつもの"カリムさんでした｣
グ｢機嫌が悪い時のカリムは､もっと目も釣り上がってて怖い感じで喋ってるんだゾ｣
ジェ｢――――それは機嫌の良し悪し､なのでしょうか?｣
フ｢どーゆーこと?｣
ジェ｢カリムさんはフロイドのように気分の浮き沈みが激しい印象があまりないものですから……
もっと別の要因があるような気がして｣

顎に手を当てて何か考えてるジェイドを見ながらAの頭にほっぺをつければ重いって言われた

グ｢マジフト大会と期末テストの寮順位が悪かったせいだってジャミルは言ってたんだゾ｣
フ｢え〜?
ラッコちゃんってそんなの気にするの?｣
グ｢ラッコ?｣
ジェ｢カリムさんのことですよ
フロイドは海の生き物になぞらえたあだ名をつけるのが好きなんです｣
『猫ちゃんも
まんまるで可愛いから"アザラシちゃん"って呼んでるよ』
グ｢"まんまる"は余計なんだゾ!｣
フ｢ラッコちゃんは､いつも太鼓叩きながらニコニコしてるからラッコに似てるでしょ｣
ア｢そうですね
彼はいつも朗らかで､成績が悪かったくらいで情緒不安定になるタイプには思えません
やはり､原因は別にある可能性が高そうですね

問題解決のためにも､カリムさんのことをもっと知る必要がありそうだ
ジェイド
少し―――彼と"お話し"してきてもらえませんか?｣

ニコォって笑ったアズールにジェイドが胡散臭い笑顔で答えた

ジェ｢かしこまりました
ジャミルさんは難しいかもしれませんが
カリムさんなら素直に僕と"お話し"してくれるかもしれません｣
フ｢じゃあ､そのあいだオレはウミヘビくんに遊んでもらおっかな
Aも行く?｣
『んー……ちょっと……眠い』
フ｢寝てまってる?｣
ジェ｢その場合部屋に1人ですが｣
『…………………一緒に行く』

オレの服の袖をつかんだAを抱き上げればニコニコ笑顔のジェイドが優しくAの頭を撫でて先に部屋から出てった

ア｢では僕たちも行きましょうか｣
フ｢はぁ〜い｣

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