【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃんハッピービーンズデー&番外編集【フロイド】 (ページ9)

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交渉成立 [ジェイドside] ページ9

サ｢ああ
この店をイデアくんの隠れ場所として提供する代わりにね!｣
イ｢全校生徒が学内を駆け回って争うマジフト大会以上の脳筋天国なぞ､ごめんこうむるでござる｣
『……ござる…?』
イ｢ぼ､僕はここで､ゲーム終了のコールをただ待つのみ｣
ジェ｢ふふ………"ビーンズシューターを自作してはいけない"という決まりは存在しない……
ルールの隙を縫って､見事な利害関係を築き上げたものです
その狡猾さ､僕も見習わなければ

ところで､スミスさんが造ったアイテムはどんな性能を備えているのでしょう?｣
イ｢え､えっと………こ､ここ今年の新作はビーンズシューターL
圧倒的な有効射程距離を持っていて1キロメートル先の相手に豆をぶつけることも可能
軽量素材を使用して持ち運びも便利
そしてなにより､外装が豆より豆っぽい
……………っていう､感じ………｣
ジェ｢さすがは"Smith"(職人)さん
遠距離用のビーンズシューターを造り出すなんて………
まさに､今僕が欲していた性能です｣
サ｢ただ､この魅力的なアイテムは金銭での売買をしていなくてね………｣
ジェ｢ええ､存じ上げています
補給物資……もしくはサムさんの興味を引く珍しい物と交換､ですよね?｣

補給物資と聞いてAが取り出したビーンズシューターを戻させればサムさんは察しがついたのかいつもの笑顔をこちらに向けてきた

サ｢Exactly!
知っているなら､話ははやい
早速交渉のテーブルにつくとしよう
さあ､小鬼ちゃん!
君は俺になにを差し出す?｣
ジェ｢では―――こちらを｣

先程手に入れた氷柱キノコを取り出せばサムさんの目が輝く

サ｢!!｣
イ｢な､なにこの透明でツルツルしたキノコ………?｣
サ｢透き通った色味､牙のような氷がぶら下がって見えるヒダ………"氷柱キノコ"じゃないか!
標高3000メートル以上､しかも魔力濃度が高い場所でしか育たないはずの希少品!｣
イ｢お､おおう……サムさんが驚愕するほどのリアルレアアイテム
ジェイド氏やりおる｣
サ｢小鬼ちゃん､どこでこれを?｣
ジェ｢植物園の一画をお借りし､僕が丹精込めて育てました｣

魔力濃度を高めるために何度かAにも手伝ってもらいましたが……本人は気がついていないでしょうね

ジェ｢サムさんの購買部でも､このキノコはOut of stock(在庫にない)では?
ビーンズシューターL……頂戴してよろしいですね?｣
サ｢Of course!!
喜んで交換に応じるよ｣
ジェ｢良かった
これで農民チームのお役に立てそうです｣
『!!
ジェイド』