【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 2【フロイド】

癒し(番外編) [ジェイドside] ページ41

これを2番テーブルへとウエイターの1人にお皿を渡しグラスを拭こうかとカウンターに入るとグッタリとした様子のアズールが座っている

ジェ｢アズール､大丈夫ですか?｣
ア｢ええ………｣

テスト対策用のノートを作っていたのか沢山の資料を見ているアズールの目もとには隈が確認できた

ア｢今日中にこのノートを仕上げてしまいたくて………｣
ジェ｢……アズールそれはティースプーンですよ｣
ア｢…………本当だ｣

これは相当ですね……
ペンを持ち直したアズールの後方でパタパタと走り回っているAとフロイドに視線を送っても忙しいからか目が合わない

今の忙しさでは仕方がありませんね………
一先ずはこのお客さんをさばききらないと…

……なんて思った自分を張っ倒したいですね

フ｢づがれたぁぁぁぁ!!!｣
ジェ｢今日は忙しかったですね……｣

閉店後のモストロ･ラウンジのソファに寝転がって足をバタバタと動かしながら大声で叫んでいるフロイドの足を退かしながら隣に座れば正面のソファにアズールが座った

………背もたれに体を預けて脱力してる…
大丈夫……では無いですね
疲れからかフロイドもピリピリしていて周りの生徒がびくついて…

フ｢A!!!｣
ジェ｢……うるさいですよ､フロイド｣
ア｢……大声出さないでください｣

フロイドが大声でAを呼んだせいで周りの生徒がかなり怯えてますね

離れた所で早くA連れてこいとバタバタと走り回る音が聞こえてきますけど……フロイドが待てますかね…

フ｢なんで来ねーの!!?｣
ジェ｢暴れないでください｣

Aが来ないことにイラつきはじめたフロイドの足を掴めば小さな足音が聞こえた

『呼んだ?』
フ｢……おせー…｣
『ごめんね?』

膝に乗せたAに頭を撫でてもらっているフロイドを見ていたら向かいに座っていたアズールがユラリと立ち上がった

ジェ｢アズール?｣
フ｢アズール?
ちょっ……近ぇんだけど…｣
『アズール?』

何をするのかと思ったらアズールがAの背中に抱きついた

『アズールもお疲れ様だねぇ
よしよし』
フ｢A､オレも!!｣

Aに抱きついたまま動かないアズールと騒ぎながらAにすり寄っているフロイドを眺めていたらふいにAと目があった

『ジェイドもお疲れ様〜』
ジェ｢へ……｣

頭を………撫でられ……た?

フ｢あはっ､ジェイド顔真っ赤〜｣
ア｢はっ!
僕は……いったい何を……ってA!!?｣
ジェ｢これは……癖になりそうですね｣


END

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