稚魚(番外編) [クルーウェル] ページ29
ク「good boy!
今日はここまでだ」
埃をたてながら部屋を後にする仔犬達を叱咤しながらテーブルの上の薬品の蓋を閉めながら棚に戻していく
棚に綺麗に並んだ薬品を眺め鍵をかけ備品室から出て次の準備の為に廊下を歩く
ク「次は2年の魔法薬学か……」
フ「あ〜!
イシダイせんせぇだ」
ク「喧しい」
白衣の裾を翻しながらバタバタと走り寄ってくるフロイド・リーチとその後方にいるジェイド・リーチに眉間にシワを寄せればジェイド・リーチは眉根を下げた
ジェ「フロイド、廊下を走ってはいけませんよ」
フ「え〜」
ジェ「またアズールに叱られますよ」
フ「うへぇ……」
ク「丁度良い
お前たち次の授業の準備を手伝え」
フ「はあ?」
ジェ「………」
不服そうな2人を手招きして魔法薬学室へ向かい薬品棚に鍵を差し込む
ク「今から渡す薬品を各テーブルに置いてくれ」
ジェ「これは?」
ク「貴様はこっちの……」
フ「ねーねー、これ何〜?」
ク「それはオーロラ蛾の鱗粉だ」
フ「あ〜〜!
これなんの歯?」
ク「stay!
あちこち触るな!」
ジェ「それはシロイルカの歯では?」
ク「そうだ
後はこれを……」
フ「オレが置く〜」
薬草の入ったケースを奪い取ったフロイド・リーチを目で追いながら数種類の薬品を棚からケースに移動させジェイド・リーチに持たせた時ケースを置いたフロイド・リーチがジェイド・リーチに体当たりをした
フ「ねぇジェイド〜
飽きた」
ジェ「あ゙……」
ゆっくりとスローモーションのようにジェイド・リーチの持っていた薬品が地面に落ち薬品の入っていたガラスのビンが砕け散る
次の瞬間ボンッと窓ガラスが震えるほどの大音量とともに紫色の煙が2人を覆った
フ「ゲホッゲホッ
なんだよこれ!」
煙の向こうから聞こえてきたのは随分と舌足らずな声でめまいを感じた
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つばさ(プロフ) - コロラドさんさん» お久しぶりです! おかげさまでゆっくりですが第3章に近づいてます!どんな風にニヤニヤさせるか全力で考えていますので是非楽しみにしてください!頑張ります!!! (2020年4月27日 7時) (レス) id: 7490244828 (このIDを非表示/違反報告)
コロラドさん - 作者さんお久しぶりです! 毎日楽しく読ませてもらってます^∀^ あと少しで続編ですね! 作者さんが書くオクタ編すごく楽しみです!! 更新頑張ってください、応援してます!! (2020年4月26日 21時) (レス) id: afd7c45b6a (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い続きが気になる (2020年4月19日 18時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
結(プロフ) - え、可愛い(*´ч`*) (2020年4月16日 10時) (レス) id: a9a58cba1a (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ねこさん» ありがとうございます! (2020年4月12日 11時) (レス) id: af11faabe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つばさ | 作成日時:2020年4月8日 23時