【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 2【フロイド】

熱(番外編) [フロイドside] 2 ページ25

アズールが部屋を出てった後Aの目がゆっくり開いて手が伸びてくる

『フロ……イ…ド……』
フ｢ん｣
『……あつい…』

今のオレが触るとAが火傷しちゃうから伸ばしかけた手をグッとおさえた

『フロイド………て……』
フ｢だめ｣
『なん………で…』

ボロボロ涙を流してるAの息が荒くなってさっきより苦しそう
どうしようってジェイドを見上げればジェイドがペンを振って氷を出した

ジェ｢どうしたら良いか分かりませんが
とにかくあついのなら冷やせば良いのでは……?｣
フ｢………そっかぁ!
ジェイド頭いい〜!｣
ジェ｢A､魔法薬飲めますか?｣
『…ん……のむ…』

フラフラ起き上がったAがジェイドからコップを受け取っていっきに飲んだ

『ん"………ゲホッ…ゥエッ………ゲホッ』
ジェ｢っ……A!!｣
フ｢A!｣
『だ……いじょーぶ……ケホッ
のど痛い……頭ぐらぐらする……フロイド､手』

尾びれが足になったのを確認して噎せてるAの背中を撫でれば涙目のAがグリグリ頭をすり寄らせてきた

手をぎゅって握って頭を撫でてあげれば弱く息を吐いたAに心臓がきゅうってなる

苦しそう………

『ふ……ぅぇ………フロイドぉ………』
フ｢泣かないでぇ｣

またボロボロ泣き始めたAのほっぺを伝う涙を舐めとればAはオレの名前を呼びながら更に泣いた

どうしたら良いのか分かんなくて
ジェイドを見ても頭をふるだけでどうしたら良いか分かんない

弱くオレの服を掴んでるAの頭を撫でてたら扉が勢いよく開いてあたたかい空気が部屋に入ってくる

ト｢寒っ!!｣
リ｢部屋の中が氷だらけじゃないか……これでは凍えてしまうよ｣

フルフル震えてる金魚ちゃんが魔法で氷を溶かしちゃった
なにすんの
って睨んだらいつの間にかオレの前にしゃがんでたウミヘビくんに逆効果だって言われた

ジャ｢………うん､風邪だな
熱は………結構あるな
泣いてたからか｣
フ｢治る?｣
ト｢風邪薬飲んで
しっかり寝れば治るさ

ちょっとごめんな｣
『…………トレイ……手あつい…』
ト｢ここまで走ってきたからな
うーん……とりあえずお粥作ってくるか｣
ジャ｢風邪薬……無いよなフロイド買ってきてもらえないか?｣

ウミヘビくんにあれとーこれとーって色々言われて動こうとしたらグイッて弱い力で引っ張られた

『やだ………やだぁ………フロイド……』
フ｢……ジェイド｣
ジェ｢わかりました
僕が行ってきます｣

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