【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん 2【フロイド】

告発! [エースside] 2 ページ15

デュ｢でも､待てよ
ターゲットのそばで階段から飛び降りるような動きをしたら､すぐ怪しまれそうなものじゃないか?｣
ジャ｢一連の事件は､ラギー先輩が単独でやってるわけじゃねぇ
おそらくサバナクロー寮の奴らほとんどがグルだ

そいつが言うようにターゲットのそばで変な動きをしていれば目立つ
だから寮生どもがラギー先輩の壁になって目立たないよう誤魔化してるんだと思う｣
デュ｢寮ぐるみの犯行………どうしてそんなことを｣
エ｢んー
マジカルシフト大会での順位や活躍ってかなり将来に響くんだろ?
だったら気持ちは分からなくもないけど｣

サバナクロー寮は最近ディアソムニア寮に連敗中……去年は確か初戦敗退じゃなかったっけ?
そんなことになれば卑怯な手を使ってでも勝ちたい気持ちは分かるかも

ジャ｢グルルル……!｣
エ｢うわ恐っ
歯ぁ剥き出して唸るなよ
冗談じゃん｣

グルグル唸ってオレを睨んできたジャックに一歩引けば反対にAが前に出てジャックの頭をワシワシ撫でる

ほんっと肝が座ってるよねぇ!!
オレの寿命が縮みそうよ!!

『よしよし
いーこいーこ』
ジャ｢や………やめろ
ったく
将来よりも今だろ
今の自分の実力を見せつけなきゃ意味ねぇだろうが
俺が特に気に入らねえのは
寮長､レオナ･キングスカラーだ!
あいつはすごい実力があるはずなのにちっとも本気を出しやしねぇ｣
グ｢確かに､アイツダラダラしてるのにめちゃくちゃ強かったんだゾ｣
ジャ｢だろ!?
せっかく持っている力を何故磨かない!?
俺はそういうヤツが一番嫌いだ

3年前､レオナ先輩が大会で見せたプレイは本当に凄かった
だから､俺はこの学園に入れて……
サバナクロー寮に入って､あの人と本気でマジフトの試合がやれるんだと思ってたのに……｣

だんだんジャックの耳が下がってく
………あいつもしかして……スッゲー自分の所の寮長大好きなんじゃ…

俯いてAの肩に頭を乗せたジャックの頭ををAが優しく撫でてるとまたジャックがゆっくり話し始めた

ジャ｢今までの事件は､奴らにとって行きがけの駄賃みたいなものだ
奴らはもっと大きなことを目論んでる｣
デュ｢大きなこと?｣
ジャ｢ディアソムニア寮寮長､マレウス･ドラコニアだ
ヤツはバケモノ並のパワーでディアソムニア寮を2年連続優勝に導いた
そのせいでサバナクロー寮は無得点のままトーナメント初戦敗退
先輩達はそれに恨みを持ってる｣
デュ｢無得点で初戦敗退……
優勝常連寮としてはさぞ悔しかっただろうな……｣

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