社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第三十三話 ページ33

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A「いや…でも…その…仕事が…」






突然の誘いにどもってしまったが、必死に言葉を繋げる。




確かに、俺も太宰さんのことはよく知りたいし、




太宰さんの友人だったら、色々話しておきたい。





けど…






江「A！！ちょっと、遅すぎない！？…って、あぁ…そういうこと…」






乱歩さんと中島さん、待たせてるんだよね…






敦「乱歩さん、どうかしましたか？…って、芥川…」






あれ？思ったよりヤバい雰囲気…？






そう思った時にはもう遅くて、俺は乱歩さんと芥川さんに腕を引っ張られ、




4人の間にはバチバチと火花が散っていた。




えっ…何？怖い…






江「A。君がいない間に事件は解決しちゃったし、犯人逮捕も終わった」






A「へっ？…いや、あの…その…」






グイッと腕を引かれながらも、“早くない？”と言う本心を押し殺す。




ていうか…






A「痛い！！痛いです！！乱歩さん！！芥川さん！！」






両腕をそれぞれに引っ張られ、引き裂けそうになる。




まぁ、腕は解放してくれないんだけど…






ついに、引き裂かれそうになる直前、




たまたま通りかかった谷崎さんに助けられ、




俺は死なずにすんだ。

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