ふざけんな馬鹿

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るぅとside



あれから僕は毎日歌って、

作詞作曲も本格的にしはじめて

いつのまにか高1の冬になっていた


環境はあまり変わらなかったが、

しにたいなんて思わなくなってきてそれぐらい曲に救われていた


そんなとき

『ねえるぅと！！そろそろるぅとの曲、色んな人に聴いてもらってもいいと思うんだ』

『だからさ、歌い手になってみない？』

とAちゃんに進められた

歌い手、？？


家に帰って調べてみた

なるほど、こんな活動があるんだ

僕も認めてもらえるかな


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ニコニコ動画に

【初投稿】セイデンキニンゲン歌ってみたver.るぅと

投稿してみた

それと同時にツイッターもはじめた

フォロワーさんがどんどん増え、

初投稿の歌ってみたも10万再生されていた

かっこいい、可愛い、沢山の声をもらえた

とっても嬉しかった


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2016年、すとぷりとTKKというグループに加入した

TKKのメンバー10人との活動は毎日が刺激的だった

2017年にはいつのまにか解散してしまったけれど

すとぷりには莉犬と一緒に居残った

大変なときもあったけどメンバーと仲良くなり、リスナーさんとも仲良くなって居場所ができた


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しばらく時間が経って

高校を卒業した僕は東京に上京することになった

今日はAちゃんにそれを話しに行く

ついてきてくれるよね、


る「Aちゃん、僕、すとぷりのめんばーとして頑張るために東京に行くことにしました」

『え！！そうなの！すごいじゃんるぅと！！みんなに幸せ届けられるようになってすごいね』

なんて言ってあたまを撫でてくれる



る「ねぇAちゃん」

『ん？なに？』

る「Aちゃん、僕についてきてくれますよね、？」

『ぇ？』

『るぅと。それはできないよ』

る「え、なんでですか、」

『るぅとはもう一人でやっていけるよ。
るぅとさ、すとぷりに入って笑顔が増えたんだよ
私その笑顔見るのほんとに好きでさ笑』

『だから私は邪魔できない。陰ながら応援してます』


る「邪魔じゃないよっ、」


『ううん。るぅとの成長を妨げるときがいつか来る』

『メンバーとリスナーさんと一緒に頑張って』

『大丈夫。ここまで頑張ってきたんだもん。るぅとならできるよ』


そう言って僕を抱きしめ、すぐに去っていく


る「Aちゃん！！！ねえAちゃんいかないで！！！！」


どんなに叫んでもこっちを向いてくれない



それからはAちゃんに会うことなく東京へ旅立った


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