お見通しだよ

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Aside


『よしじゃあ帰るか』


そう言うとわかりやすく喜ぶさとみ

もうちょっといじめたいな〜なんて考えながら

さとみに手を差し出し立ち上がらせる

さとみはまだ力が入っていないのか膝がカクカクしている


さ「ねえ、手、つなご？」


そう言って腕を組んで体重をかけてきた

コヤツ………

それつなぐって言わないよさとみ、なんて心のなかでツッコむ


___


地下鉄に乗って椅子に座った今でも

さとみは私の腕を離さない

人目を気にせずにこういう事ができるようになったのは

ほんとについ最近。

前までさとみ恥ずかしがってやらなかったな〜笑

偉い偉いと思いながらさとみの頭を撫でる



なんだか周りの視線が痛い……

非リアさんたちの視線を感じたので

さとみの頭に乗っかっていた手を戻す

その時


さ「んっ、！！」


声を出し、口を手で抑えた

なんだろうと思って顔を見てみると

頬を赤くして何かを我慢する仕草をしている


え？？


まさかと思ってポケットからあれを出してみると

“強”でスイッチが入っていた

そりゃあさとみがあんなになるわけだ


手を戻したときにスイッチを押してしまったみたい

予想外のことだけど

地下鉄でこんなことするのも夢だったりしたから

いいか、と思って放置

昔見たこういうシチュのアニマルビデオよりも見てて楽しい

そう呑気に考えていると


さ「ねえぇ、止めて、」


と聞こえるか聞こえないかぐらいの小さい声が耳に入ってきた

十分満足したのでoffにしてあげた

すると私の腕をギューッと抱きしめ、


さ「もうやめてっていったじゃん、」


かわいい…………


『そーだね、ごめん笑』


___


無事に家についた私達




熱い夜を過ごしたことは言うまでもない



___

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