U w a k i - 浮気 - Reo . S

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REO side





Aちゃんと、二人で風呂に入って

そんな状況で耐えられるわけない俺だけど

首筋に見えた、臣さんの愛の証が

まるでAちゃんは俺のじゃない、って見せ付けるかのように 胸に突き刺さる




この前会った時無かったじゃん、そんなの

てことは … あれから 臣さんに会ってんだね



Aちゃんはあくまでも“ 臣さんの彼女 ” で

俺のモノじゃないのに、こんなにも嫉妬心で狂いそうになるなんて






『 … 吸血鬼、れおくん 』


「 ごめん、強くし過ぎたね 」





どこか線引きをして、ずっと我慢してたのに

Aちゃんが「 いいよ 」なんて言うから
セーブしてたものが、一気に崩れ落ちて


もう 自分でも止められないくらい

Aちゃんにハマってしまっている




上書きするかのように、新しく俺が付けた痕が

ずっと消えなきゃいいのに







「 ねぇ、俺にも付けてよ 」


『 でも … 収録とか、見えちゃうよ 』


「 見せ付けるくらいが、丁度良いんだって 」






“ ホラ、早く ” と付けて欲しいところを指差すと

Aちゃん、素直に「分かった」って言って

俺と同じ様に軽く口付けを落としてから徐々に吸い付いてきた


多分付け慣れてないのか、ちゅっちゅ 音立ててるけど … それが逆にえろいんだってば






『 玲於くん … 痕付きやすい体質なのかな？

どうしよう 、結構濃く付いちゃった！』



「 まじ？ … うわ、すご。真っ赤じゃん 」






風呂場の鏡で確認すると、首筋と肩の境目くらいの場所に

まるでルージュが付いたみたいに 真っ赤なキスマークが付いている


やべぇ、なかなか興奮するかも

Aちゃんのってシルシが 付いてるなんて






『 ごめん、2、3日で消えるかな 』


「 消えちゃうのもったいねーなぁ 」





なんなら臣さんが日本に帰ってくるまでの1週間くらいは、消えなくても構わないのに


その間だけでも、Aちゃんの1番で居たいよ

俺別に彼女居るわけじゃないから 誰かにバレる心配もないし …





「 あ、そーだ。ついでに髪洗ってよ 」


『 え？うん、いいけど … 』


「 やったー、優しくしてね 」





美容師さんに洗ってもらうとさ

自分で洗った後より綺麗になってるしサラサラになった気がしない？

Aちゃんの家の、Aちゃんのシャンプーで髪の毛洗ってもらえるなんて


そんな幸せ、彼氏以外味わえないでしょ


今だけ許して、俺のワガママ






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