U w a k i - 浮気 - Reo . S

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REO side






昨日の夜、Aちゃんに洗ってもらった髪は

サラサラでいい匂いがする

いつもならスタイリストさんに

「カッコよくセットして下さい」なんてお願いするけど、今日はセットを断った






涼太「 珍しくない？セットしないなんて 」


「 うん、今日はいいの。」


龍友「 なんか今日サラサラやん 」


「 ふふん、でしょ 」






Aちゃんの匂いに包まれたくて

彼女に洗ってもらったこの髪を、他の人に触られたくなくて。

今日はこのまま収録をする事にした

気持ち良かったなー、Aちゃんのシャンプー

お金払いたくなるくらいだよ、ほんと






亜嵐「 玲於、ちょっとこっち 」


「 どうしたの？」






亜嵐くんに呼ばれて、近くに行けば
こっそり耳打ちで “ キスマーク見えてる ” って教えてくれる

そっか、俺シルシの事すっかり忘れてた

慣れない事すると こうなるもんだな





亜嵐「 あとで衣装で隠してよ？見えないように。

そういうとこ、世間は敏感だからね 」


「 うん、そうする。ありがとう亜嵐くん 」






さすが、亜嵐くんはプロ意識が高いな。

些細な事で俺たちの関係は終わるんだ

それくらい危険な事してるんだから、俺も見習わないと


こんな事で俺らの関係がバレるなんてことは、したくないし






亜嵐「 … 彼女居んの？」


「 いや、彼女っつうか … 」


亜嵐「 え、何？身体の関係的な？！」







いや、浮気です。
なんて事は口が裂けても言えないし

確かに身体の関係を持ったことは確かだけどさ？

そんな事 正直に言えるわけないじゃん





「 まぁ … 人には言えない関係、てやつ 」


亜嵐「 うえぇ … まじ？玲於が？」





何だよその、うえぇ … っての。

俺が危ない橋を渡りたがらないのを亜嵐くんはよく知ってくれてるから


意外過ぎたんだろうな、きっと

俺に限ってそんなことする訳ないって

自分だってこんなことするとは思わなかったよ







亜嵐「 相手は？どんな人？」


「 … ごめん亜嵐くん、これ以上は言えない 」


亜嵐「 そっか、ごめんごめん！」







今になって来て罪悪感が出てきた

メンバーにも、誰にも言えない俺の恋心が暴走して
迷惑かけてしまうって事は分かってんのに。


隼まで、巻き込むような事して…

諦められるなら、諦めたいよ





A玲於くん、お仕事頑張ってね





でも、今更引き返すなんて 俺には出来ない








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