( 水曜日 ) ページ23
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行き着いたのは、地下にあるお洒落なバー。
末澤「ここ行きつけやねん」
私「行きつけのお店があるなんて、大人ですね」
末澤「…まあな」
そう言った末澤さんは、寂しげに微笑んだ。
店員「お、いらっしゃい。…あれ、Aちゃん。久しぶりだね」
私「あ、はい…」
…きっとここは、末澤さんと私の、「行きつけの店」だったんだ。
さっきの寂しげな微笑みの理由が分かって、胸がぎゅっとなる。
横並びで席に座って、隣の末澤さんの表情を伺うと、視線に気付いた彼は優しい顔で、私の頭をぽんと撫でた。
末澤「てか、今日の服誰が選んだん？」
私「えっ」
ふいに投げられた質問にぎくりとした。
今日はふんわりとした赤のタートルニットに、ベージュのタイトスカート、黒のロングブーツと白のコート。
私「へ、変ですか？」
末澤「いや、OLみたいやなって」
めずらしいものでも見るように眺める末澤さん。
どうやら今回の賭けも外したみたいです…
彼のスマホで見せてもらったけど、私は末澤さんのアパレルブランドのSNSに、ちょこちょこモデルとして載せてもらっていたみたいで。
末澤さんのブランドはなんて言うか…
白や黒を基調としたモード系のファッションで。
今日みたいなコンサバ系とは程遠かった。
私「あの、どうして私はどの写真も顔が正面から映ってないのでしょう…」
モデルってそういうものなのかな、って思ったけど、他の写真に映るモデルさん達は、どの人もちゃんと顔が映ってる。
何故か私だけ横を向いてたり、下を向いてたり。
私「顔が不合格とか？」
末澤「アホか。ちゃんと顔載せたら、全世界にお前の可愛さがバレるやろうが」
…だそうです。
私「じゃあわざわざ載せなくても…身長だって高くないし、モデル向きじゃなくないですか？」
末澤「…自慢はしたいやろ」
とりあえず、末澤さんは究極のツンデレなようです。
顔が火照るのは、お酒のせいだけじゃないはず。
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うさみ(プロフ) - マリアさん» マリアさんありがとうございます（ ; ; ）とても嬉しいお言葉、励みになります〜！！引き続き６人には作者の好き勝手やらせてもらいますが、よろしくお願いします！ (10月4日 23時) (
レス) id: 62ca17c9eb (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - 初コメです！お話とても楽しみに拝読しております。更新が来るたびに飛んでくるくらいです。6人ともカッコよすぎて選べませんね…(笑)ドキズ推しなのですが今日の水曜の方、惚れてしまいそうです。この話に出会えて本当によかったです。フラグの件、畏まりました！ (10月4日 21時) (レス) @page50 id: 9bcf79dd74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさみ
| 作成日時：2023年9月24日 20時
