目撃情報 131 ページ5
五条side
ーーー
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「布団フカフカだ〜」
昴はベッドの上に上がりピョンピョンと跳ねる
Aたちのベッドは僕が選んだ高級ベッドだからそっちの方が気持ちいいと思うけど…
子どもの感性は面白い。
『ほら、電気切るよ』
「はーい」
昴が寝転がったのを確認すると電気を切り隣に入った
『こんな時間に寝るのなんて久しぶりかも…』
「夜更かしするとおばけが来て、おばけの世界に連れていかれて帰ってこれなくなるんだよ」
『そっかおばけが来るんだ。
でも僕は最強だからおばけ退治でちゃうから夜更かししても、だいじょーーぶっ』
「最強！！すごー！！
どうやったら最強になれるのー？」
ガバッと起き上がり興奮して僕の体を揺する
やっぱり男の子には最強ってワードはかっこいい響きなんだろう
『え〜そうだな〜…しっかりご飯食べて、寝ることが一番かな』
「それもうやってるけど僕、最強じゃないよ…
悟くん嘘つきだ…」
あ、適当に誤魔化したのバレた
昴もシュンとしてしまう
普通は、僕頑張るとか返ってくるところじゃない？
『…昴には僕みたいに最強になれる可能性はたくさんあるから…もう少し大きくなったら教えるね』
「ちぇ〜…」
ゴソゴソと寝直す昴に布団をかけ直す
この言葉には嘘偽りはない
中途半端な六眼だけど、上手く使いこなせればきっと僕のように強くなれる
だけど、それを教えるのはもっと先…
『狭くない？大丈夫？』
「うん…いつもは母さんがぎゅうぎゅうするからもっとちょっとせまい…」
『そうなんだ…じゃぁ僕とも、ぎゅうぎゅうしよっか？』
Aのことを思いだし、少しだけ寂しそうな顔をした昴をぎゅっと抱きしめる
「悟くんおっきいね、悠兄とは違う！」
『そりゃ僕は大人だからね』
「匂いもちがーう」
『そうだね。
…昴からはお母さんと同じ匂いがする…』
使っているボティーソープや衣類洗剤、柔軟剤…彼女と一緒の物を使っているから昴からは彼女と同じ匂いがする
昔とあまり変わらないAの匂い…
無意識にすぅー…と匂いを嗅いでしまう
そしてどこか心がホッとする
うわ〜…変態みたいだ。
本当に僕、重症だと思う。
「…母さんと一緒？」
『うん、一緒』
クンクンと自分の服の匂いを嗅ぐ息子にクスッと笑う
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mia - 最高でした。こんなに長いお話を断念せずに完結してくださって、本当にありがとうございます。終わってしまうのが寂しいです。 (5月28日 2時) (
レス) @page25 id: f90c104b93 (このIDを非表示/違反報告)
尊 - 本編完結おめでとうございます！終わってしまうと少し寂しい気持ちがあります、、、 番外編期待します！ (2021年3月23日 9時) (レス) id: b48a344f5f (このIDを非表示/違反報告)
ろこち(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして楽しく読ませていただきありがとうございます！ほんと最近の生きがいでしたよ〜(TT)番外編、楽しみにしてます！一旦、お疲れ様でした♪ (2021年3月23日 8時) (レス) id: 3d8cf4b548 (このIDを非表示/違反報告)
ちゆ(プロフ) - 本編完結おめでとうございます！ほんとにそれぞれのキャラの優しさが身にしみたというか、ほんとにこの作品が好きでした！明日からも番外編楽しみに待ってます！ (2021年3月23日 1時) (レス) id: e02926125d (このIDを非表示/違反報告)
kotokoto23(プロフ) - 本編完結おめでとうございます！毎日更新が何よりの楽しみでした〜！番外編も楽しみにしています！ (2021年3月22日 21時) (レス) id: 0ce5745927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年3月11日 19時
