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五条side
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『そっかそっか…じゃぁ仲直りを記念してケーキ食べる？
あ、硝子の分はないよ』
家「最初から期待なんてしてない」
硝子が適当に皿を出してくれた
その上にフルーツたっぷりのショートケーキを置いた
もちろん自分の分は買ってある
「しょーこちゃんはいいの？」
家「私はいらないから遠慮なく食べて良い。その代わり、ちゃんとお母さんのお弁当残さず食べること」
「はーい」
家「じゃ、私やることあるから、しばらくよろしく」
『りょーかーい』
書類を持って硝子は出て行ってしまった
『じゃ、食べようか』
「うん、いただきます」
僕にとってはそんなに大きくないケーキでも子どもにとっては大きく感じるのか目がキラキラと輝いて見える
一生懸命ケーキを倒さないように付属のスプーンで食べている
『美味しい？』
「うん、おいしいっ」
嬉しそうに食べている
その表情がとても愛おしい…
『昴は、お母さん好き？』
「うん、大好き」
モグモグと口いっぱいに頬張ってる
頬に付いたクリームを拭いてやる
『…お父さん、欲しいなぁって思ったことない？』
「……ない…」
返答に間があいた
思ったことがあるんだな…
『お母さんに言ったことない？
なんで、お父さん居ないのとか』
５歳の子に対して我ながら意地悪な質問をしたと思った
「ない。悠兄いるし、僕、父さんいらない。」
ムスッとしながら答えられた言葉に少し残念に感じた
この子にとって父親とは必要のない存在なのか…
『じゃぁ、お友達のお父さん見て良いなぁって思ったこともないんだ？』
「友達いないもん……でも公園で遊んでるの見てちょっとだけ…」
ケーキを食べるのをやめてモジモジと指を弄り始めた昴をじっと見る
『ちょっとだけ…なに？』
「肩車とか…サッカーとか……悠兄してくれたけど…ちょっと違う…」
父親は要らないと言いながらも、やはりどこかでは他の子見て羨ましかったのか
そんな思いをさせていたと思うとギュッと心臓が締め付けられた
『そっか…悠仁じゃ違ったか…』
「母さんと悠兄には秘密にしてくれる？」
『もっちろーん…指切りしよっか！』
小さな小指と自分の小指を絡めた
『嘘ついたら、針千本飲ます…指切った』
「母さんと悠兄じゃない違う人と初めてやった……目隠しさんと２人の秘密だね…」
『ん″ん″ｯｯｯ!!』
たかが指切りでこんな眩しい笑顔
ちょっと可愛すぎない？
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桜澤(プロフ) - 途中に、裏の裏がかわされてて同じように偶然にもお茶飲んでる時<家でね。同じように吹きましたwwwwwww (2021年5月5日 4時) (
レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ろこちさん» 書いてて悠仁の方がいい雰囲気じゃね？って１人ツッコミしてました(笑)ついてきて貰えるように頑張りますよ〜！！ (2021年3月9日 21時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ろこち(プロフ) - 最近忙しくて溜まってしまったので一気読みでこの流れ…！本当に最高です！悠仁がいい感じのポジションで悟！このやろうだったのに私も許しそうになってます笑。やっぱり雪椿さん最高すぎます。ずっとついていきます…笑 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 3d8cf4b548 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - びびさん» 私も五条先生浮気すんなよって思ってます、自分でかいておきながら(笑)更新がんばりますので、よろしくお願いします(*^^*) (2021年3月5日 6時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
びび - 超絶胸が締め付けられるｯｯ…… 五条先生も最初っから一途でいろよぉぉぉって叫んでます！笑 仲直りして欲しいような、もっと頭冷やして欲しいような… これからも楽しみにしてます！！ (2021年3月4日 23時) (レス) id: 61de968c93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年2月19日 20時
