目撃情報 44 ページ26
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「や、今日はもう夕飯は済ませたかい？」
傑は貼り付けたような笑顔で
部屋に入ってきた
『……まだ、今からルームサービス頼もうと思ってたところ』
「なら私の分も頼もうかな」
メニューを眺める彼からは
血の臭いがする
こうゆう笑顔の時は
大抵血の臭いを纏わせてる
シャワーを浴びてから来ているのか
石けんの匂いが大半だが
その石けんの匂いの中にひっそりと血の臭いがある
「あ、コース料理にしようか？」
『お好きにどうぞ？』
こうゆう時に
あぁ…彼は呪詛師なんだと
思い知らされる。
私たち術師とは逆の存在…
運ばれてきた食事を
静かに食べる
「…今日はやけに静かだね？」
『私にもそうゆう日はありますよーだ』
ーーー
ーー
ー
『食べ終わったんだし帰ったら？』
「…今日は機嫌が悪いみたいだね」
クスリと苦笑して
私の頭を撫でる
『……不機嫌というか…』
「ん？なに？」
じーっと傑の顔を見る
『…傑、嘘臭い笑顔のとき、大抵血の臭い纏わせてるの気づいてる？』
「…驚いた…君にはすぐバレてしまうね」
『…そんなこと分かるよ。
…それに…傑は呪詛師で……貴方の考える世界には非術師は要らないって考えてるのは分かってる。
分かってたけど…こうゆう時はつくづく貴方が呪詛師だって思い知らされる…』
ギュッと拳を握り
現実から目をそらしたいそう思った
「A…」
『ねぇ、非術師と手を取り合えないの？
もう無理なの？
私も一緒に考える、頑張るからっ
戻ろうよ傑…』
傑の手を取り
できれば戻りたいと願う
無理なのだろうか…
「…ごめん……私はこの生き方を変えることはないよ」
私は助けてもらったのに
私は彼を救えない…
「君は本当に優しすぎる…」
いつの間にか頬を涙が伝っていた
それを優しく拭う彼
「そんな君の優しさに漬け込む私を許してくれ…」
そう言うと彼は私に口付けをした
『んっ…』
深く口付けてくる彼に
私は応えてしまった…
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雪椿(プロフ) - ろこちさん» ありがとうございます！櫻井さんやばいですよね…あの方喋れば鼻血ものです(笑)これからも展開を面白くできるようがんばります (2021年2月2日 13時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ろこち(プロフ) - 投票は何故一回しかできないのか…！傑くんを声をあの方で脳内再生するとどエロいですね…破壊力がえげつないです笑。雪椿さんの展開の盛り込み方がほんとにどハマりでやばすぎますー！お気に入り登録2000越えしてますね！！おめでとうございます！納得ですけどね！笑 (2021年2月2日 12時) (レス) id: 3d8cf4b548 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 折れないシャー芯さん» コメントありがとうございます。え、そんな感動なんて…ありがとうございます(°°;)これからも頑張ります (2021年1月31日 22時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
折れないシャー芯 - 途中から泣きそうになりながらみてました。どちゃくそ感動しました((泣 (2021年1月31日 21時) (レス) id: 1b48a9e6ca (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - みゅうさん» コメントありがとうございます！気に入っていただけて嬉しいです。これからも頑張ります！ (2021年1月30日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年1月26日 16時
