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五条side
ーーー
ーー
ー
「それすごいね！」
俺の頼んだクレープを彼女は面白そうに写真を撮っていた。
クレープの上には渦を巻いたソフトクリーム…では無く、生クリーム。
それに練乳がかかり、抹茶粉も少々。
兎に角、生クリームの量が多かった。
メガ盛りにして正解だった。
「そんなに生クリーム食べられるの？」
『ヨユー』
そう言って、ガブッと一気に生クリームを頬張った。
甘さ控えめの生クリームで美味かった。
舌触りも良いし、この店は当たりだな。
「ん〜美味しい！」
『クリーム美味いな？』
「うん、甘さが控えめでしつこくないね。
そっちも美味しい？」
『…食ってみる？』
「え？」
…しまった。
普通に流れで言ってしまった。
そして、クレープを彼女に食べて貰おうと彼女の方に傾けてしまったし、後戻りが出来ない。
しかも、食いかけ…
「良いの？」
『お、おう…白玉あるとこ食って良いぞ』
「ありがと、いただきまーす」
『っ！』
てっきり自分でクレープを持って食べるかと思いきや…
俺の手首を掴んで、引き寄せて食べた。
触れた所がジンワリと温かいし、それよりもドキッと心臓が高鳴った。
「白玉おいし〜」
『ﾌｯ…鼻にクリーム付いてるし』
「え″!?やだ、恥ずかしいっ」
『取ってやる』
「あ…」
『…あ…』
彼女の鼻にちょん…と付いたクリームを指で取ると、何も考えずクリームを舐めてしまった。
それを見て、赤くなる彼女に自分のやった事を思い出して、自分も一気に顔を赤くした。
少女マンガみたいな展開をしてしまった。
「あ、えーっと…わ、私のも食べる？」
『たべ……へ？』
「ご、ごめんっ！食べかけだしー…」
『食うに決まってんだろ!!』
「…決まってるの？」
彼女からクレープを受け取ると、クレープを見つめてゴクリと生唾を飲み込んだ。
何て言ったって、彼女の食べた後…
いわゆる間接キスだ。
手も繋いでないのに、間接キスなんて…
食べようと唇を近づけていくが、プルプル…と震える。
『……(間接キス……間接……うわっ、キスすんのかっ)』
「…五条さん？」
『ーっ…さ、さささささ、サンキューｯ
ま、抹茶の生地が美味いなっ』
「うん、美味しいよね」
バクっと思いっきり頬張り、咀嚼などせず飲み込んだ。
味なんて分かる訳ない
『…(キスしたっ、キスしたっ、キスしたっ)』
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
