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五条side
ーーー
ーー
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いつも見る夢は、女に何かを話している自分を遠くから傍観している。
…多分、女。
顔に靄がかかってハッキリとは見えない。
けれど、顔から下の体型や、声で女と分かった。
もう１人の俺はずっとその女の隣に居て、嬉しそうに、楽しそうに話しかけている。
それを離れたところから自分はいつも見ていた。
“『ーー、愛してる』”
夢の終わりの俺のセリフはいつもコレ。
名前がハッキリ聞こえない。
そして女の方の終わりのセリフは…
“「…悟…愛してる…」”
このセリフを聞く度にﾄﾞｸﾝ…と心臓が脈打ち、胸がポカポカとしてくる。
そして、切なく、悲しくなる。
…お前は誰だ…
何でお前に名前を呼ばれる度にこんな気持ちになる。
手を伸ばしても手が届くはずもなく…
目を覚ますと天井に手を伸ばしている自分。
幼い頃から見ている夢。
同じ場面、同じ言葉…
全てがいつもと同じだった。
でも、ある日、見た夢は違った。
いつも女の隣に居る俺は居なくて、女は俺の目の前に立っていた。
俺と対面しているのに女の顔はいつも通り、靄がかかって見えない。
そして、女の顎当たりからポタポタ…と何かが滴り落ちている。
…泣いてんのか…？
“「…さ、と…る……っ」”
『毎度、毎度、鬱陶しい…お前、誰なんだよっ』
“「…さ…とる……っ」”
『呼ぶだけ呼んでっ…何の呪いだ…ｯ』
“「…私を…」”
『っ！おい！』
女の姿がぼやっと消えかかる。
手は伸ばしているのに、届かない。
“「……私を……」”
『なんだよっ！おいっ！待てっ！！』
“「…私を………見つけないで…」”
ーーｯ！！！！
ガバッと起き上がると見慣れたいつもの自室。
『はｯ…ｯ、は、ｯ……だ、れなんだよ…ｯ！』
乱れる呼吸…
止まらない汗…
全てがイラつき、ﾎﾞｽﾝ！と布団に拳を叩きつける。
…この日から夢は見なくなった。
その代わりにズキズキと頭痛が続いた。
それは…交流会の１ヶ月前の出来事だった…
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
