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「…で、何悩んでんの？」
『…凄い気持ちがぐちゃぐちゃで……ぐちゃぐちゃで気持ち悪い。
秋弥、そうゆう時ある？』
「あるよ！あるある！」
『そんな時どうしてる？』
「どの気持ちが一番思いが強いのか順番つける」
『…順番…』
「考えとか気持ちが絡まってるなら、解いてやれば良いんだって」
気持ちを解くか…そっか解けば良いんだな。
秋弥の言葉がストンと心に落ちる。
そして私は馬鹿な考えをしていたことに気づいた。
…私は自惚れてたんだ。
悟に会ったら、悟が私に好意を抱き、また同じ道を歩むのだと。
どれだけ自意識過剰なんだ。
“「…必ず見つけて、Aを幸せにする…
だから、もう一度、出逢えるように…待ってろ…
…今度こそは、幸せにする…
愛してる、A…」”
きっと、この言葉が頭から離れないせいだ。
夢の中の彼はそう言うが、所詮は夢。
そんな事ある訳がないんだから。
そうしたら私の一番の気持ちは、傑が呪詛師にならないようにしたい。
少しでもその可能性を無くしたい。
傑が私を肯定してくれていたから、私は自信がついた。
だから、この世界の傑には生きていて欲しい。
『秋弥ありがとう、ちょっとだけスッキリした』
「いいって、いいって。俺とお前の仲だし」
『秋弥はこんなに良い子なのに、何で彼女出来ないんだろね？』
「Aだって彼氏居ないくせに！」
『彼氏はいらないかな…
秋弥、清楚系の女の子好きなら、その見た目を直した方がモテるよ？』
「それはしない！！」
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交流会当日、気持ちに整理はつけたものの…
やはり悟に会うと思うと足が竦んで集合時刻を過ぎてしまった。
別に良いやとトボトボ歩いて集合場所に向かう。
何故、わざわざ相手校を出迎えるのか…
…ほら、居た…
先輩同士が何か話している。
その後ろに気怠そうにしている悟…
その悟に我慢しろとでも言っていそうな傑…
最期の挨拶が出来なかった硝子…
…あ…
…ダメ、泣きそう…
「何？寝ぼ……なんだよ、そのマスクと前髪…」
『…ちょっとね…』
「…風邪…？イメチェン？」
『まぁ…いろいろ？』
「これで前、見えてんの？」
『見えてるよ』
出来るだけ顔を見られたくないと、マスクと前髪を目下で切り整えた。
それを不振に思いながら、秋弥はおでこに手を当てて来た。
…お母さんか。
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
