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虎杖side
ーーー
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『ﾌｰｯ…ﾌｰｯ…ｯ！』
Aさんに攻撃を受け流されてから、次の攻撃に入るのがスムーズにいかない時がある。
そこをよく攻撃され返り討ちにされる…が何日もAさんに教えられていると覚えたことを駆使し、だんだんとAさんの息を上がらせるくらいには成長した。
「悠仁っ、そこ！甘いｯ！！」
『わざとっ、だしっ!!』
わざと隙を作って攻撃させようと目論んだが…
“ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…”
とけたたましく鳴る着信音に２人とも動きを止めた。
「悠仁、ごめんけど休憩ね。でも今の流れ忘れないように」
『おっす』
「もしもし…」
Aさんも汗をタオルで拭きながら電話にた。
もうちょっとで転がせたのになぁ〜
「ふふっ……そっか、うん…うん…」
もうAさんと２週間以上一緒に居るが、こんな優しく愛おしそうに話す姿を初めて見た。
表情も穏やかで温かく包み込むような微笑みを見せている…
…相手誰なんだろ…
五条先生では無いのは確かだ。
これだけ一緒にいると、あの噂は嘘だと分かった。
Aさんはそんないろんな男を誑かすような人ではないし、五条先生も相川先生と関係があるようには思えなかった。
なんたってAさんの事が大好きだと伝わってくる。
でも、Aさんは五条先生との間には分厚い壁を感じる。
五条先生のAさんを見つめる目…まぁサングラス越しとか、目隠し越しだけど、愛おしそうで、そして切ない、哀愁が漂う感じがした。
…２人の間には何があんだろ…
「そっか、ママも元気だから。
うん…うん…誠悟もみんなの言うことよく聞くんだよ？じゃぁね、バイバイ」
『ま、ま…？』
「…あれ？子ども居るの知らなかった？」
『ぇぇえぇっ！？うっそ！』
「５歳の男の子だよ」
『写真！写真、見たい！』
「どうぞ？」
『…うっわ！五条先生そっくり！！』
Aさんの携帯を借りると、そこには五条先生そっくりの男の子が写っていた。
でも、鼻とかはAさんに似てるかな？
でも、ほとんど五条先生だ…すげー遺伝。
息子さんの専用フォルダーには、めちゃくちゃ笑顔の写真もあれば、寝顔、遊んでる途中や、変顔、Aさんとのツーショットなど、沢山の写真があった。
もちろん動画もたくさん。
Aさんの愛情がすごく伝わってきた。
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椎(プロフ) - 五条さんがクズすぎて許せない部分もあったのですが、それでも主人公を愛している気持ちは本当のものだからと思うと、涙が止まらず号泣でした。 (2022年3月1日 22時) (
レス) @page49 id: 4e7f65b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
にききまる(プロフ) - これほどまでにクズの五条にあったことない。まじ恨む。来世では地獄みてほしいと願うほど主人公に感情移入しました (2022年2月7日 14時) (レス) id: f079bcdbdb (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 愛しくて苦しくて、久しぶりに号泣してしまいました。皆幸せになれますように…。2度目の人生読むのが楽しみです。 (2022年1月3日 3時) (レス) @page50 id: 63e70122d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - (続き)凄く可哀想になってきて、毎回全員が幸せになってほしいなって思いながら読んでました。１度目の人生の最後の方やばかったです(涙が)思い出すと切なくて堪らないです、、もっと書きたいことあるのに文章纏まらない…wこの作品を作って下さり本当に感謝です！！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして。毎日楽しみにしながら読んでました！この作品大好きです。ここに感想まとめさせて頂きます。夢小説で泣けたのはこの作品が初めてでした。私の推しがｸｽﾞ過ぎるのに超お気に入りの作品です！笑 愛桜、憎いだけの奴だったんですが、読み進めるごとに (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年9月22日 20時
