想い ページ39
五条side
「…君にとってAはそれほど特別な存在ではないみたいだな。
それは良かった。
彼女は今まさに君の言葉で傷つき苦しんでいる。
しかし、そんな君の言葉など気にする価値もないと伝えておく。」
…特別ではない？
なんだよそれ…
『…勝手なこと言うなよ‥(ﾎﾞｿｯ』
「できる限り君とは関わりを持たないよう伝えておく。
君の心にもない言葉で彼女が傷つく必要もない。
君との今までの日常生活も、
これから俺が上書きしていけば問題のないことだ。
ある意味、君には感謝している。
彼女が傷ついているからこそ側にいて癒すことができ、彼女を側に置くことができる。」
にっこりと微笑むこいつの言葉が…
僕のせき止めていた想いのストッパーをはずす…
『さっきから聞いていれば勝手なことばかり言うなよ？
特別じゃない？
僕はそんな事一言も言っていない。』
「………」
にっこりしていた煉獄の顔が
真剣なものに変わっていった
『気まぐれなんて大嘘。
好きだから…大切だからこそ彼女を側に置いたんだ。
例え、そのやり方が間違っていようと…
僕は彼女が好きだ。
それはお前に否定される想いじゃない。』
「ほぅ………それをAになぜ伝えなかった？」
『単純明快。Aがお前のことを好いているから。
お前のことしか考えてないから。
僕の入る隙なんて1ミリも存在していない。』
自分で話していて虚しくなってくる…
なぜお前に説明しないといけない…
分かり切っていることをわざわざ…
そんなに僕をあざ笑いたいのか…
「…君は君自身が傷つく事を避けただけではないのか？
真っ正面からAに否定されることから」
『そうだよ、僕は最強と言われているけどAの前ではただの１人の男だよ。
結果が分かりきっているのに、誰が好き好んで真っ正面から挑む？』
煉獄がふっ…と自嘲めいた笑みを浮かべたかと思ったら
「…………同じだな‥俺と。」
なんだ？どうゆうことだ？
同じ…？
「君はAのことを理解してるつもりかもしれないが…それは思い込みではないのか？
俺に想いを寄せていると…
直接でも聞いたのか？
俺のことを
好いていると、愛していると、恋仲であり愛し合った仲だと…
聞いたのか？」
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葵(プロフ) - 好き。いやもう、好き。ありがとうございます (2021年5月16日 13時) (
レス) id: 262b3e9786 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 宙さん» ありがとうございます！続編でもよろしくお願いします(*^^*) (2021年1月24日 17時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - うへへへ素敵なラストでした！というわけで続編にいってきまーす！ (2021年1月24日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - はまぐりさん» コメントありがとうございます。もしifで書けたら書きたいなぁとは思っていますが…なかなかアイデアが思い浮かばず書かないかもしれないです(@@;) (2021年1月23日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 豚のはむ太郎さん» 読んでいただき、ありがとうございます！うわぁぁあああ頑張りますー！！！ (2021年1月23日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年1月17日 21時
