カレカノごっこ【梅原裕一郎】

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梅原「ヒツジは何食べんの？」


貴方「…じゃあこれで」


梅原「ん」






ヒ、ヒツジ…変なあだ名つけられた…


ていうかなんで私は梅原さんとご飯なんか…


普通の人なら好きな人とご飯なんて嬉しいんだろうけど私にはハードル高すぎて無理


ただでさえ人見知りなのに…


うう…宏ちゃん今何してるかな








梅原「なあ」


貴方「な、なんでしょう」


梅原「なんでそんな怖がってんの？」








バ、バレてる…
そりゃこれだけ態度に出てたらバレるか








梅原「俺の事嫌い？」


貴方「い、いや…そんな…」






むしろ好きなんです。好きだから緊張してるだけです。








貴方「う、梅原さんが怖いのは確かなんですけど…人と話すのが苦手で…き、嫌いな訳では…」








誤解はされたくないのでなんとか答えた
するとクスッと聞こえて顔を上げると梅原さんが笑っていた








梅原「怖いのかよ笑」


貴方「す、すみません…」







笑顔にキュンとしたと同時に恥ずかしくなりまた顔を下に向けた








梅原「なあその敬語やめない？俺らタメだろ」


貴方「そ、れは…そうなんですけど」


梅原「今から敬語禁止。俺の事も下の名前で呼んで」


貴方「！？ む、無理です！むりむりむり！」


梅原「だから敬語使うなって」








いきなり下の名前で呼ぶなんて…絶対に無理！！
タメ語で話すのも勇気がいるのに！









梅原「付き合ってんのに敬語で上の名前なんて変だろ」


貴方「ほ、本当に付き合ってるわけじゃ…！」


梅原「振りだとしても完璧に演じてもらわないと困るんだよ」


貴方「困るって言われても…」


梅原「ほら、呼んでみ？さんはい」








そんな目で見ないでくださいぃぃぃぃ

こんな時宏ちゃんがいてくれれば…

ど、どうしよう。下の名前なんて…


チラッと梅原さんの方を見ると「早く言え」と言わんばかりの目を私に向けていた









貴方「………………ゆ、裕一郎……くん……」


梅原「ははっ なに？」









精一杯の力を振り絞って名前を呼ぶと梅原さんは優しく笑った


そんな笑顔にまた胸がキュンとしてしまう









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