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「日辻さんっていつも西山さんの隣にいるよね」
「ほんと。彼女でもないのに。西山さん絶対迷惑してるよね」
貴方「…」
トイレから出ようとした時に聞こえた会話
宏ちゃん…私の事迷惑って思ってるのかな
確かにいつもいつも宏ちゃんに頼ってばかりだ。
いい加減宏ちゃん離れしなければ…!
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届かない…何であんなところに…
トイレから戻ると何故か私の台本が高い戸棚の上に置かれていた
頑張って背伸びをしてもやっぱり届かない。
台になりそうなものを見つけてそれを使いもう一度手を伸ばした
貴方「あとちょっと…」
西山「何してるの?」
貴方「わあっ」
急に声がして驚いて振り返ると宏ちゃと江口さんがいた
ビックリさせないでよ…
西山「取ってあげるよ」
貴方「だ、大丈夫!」
私の代わりに取ろうとしてくれた宏ちゃんをとっさに引き止めた
宏ちゃんはちょっと驚いた顔をした後ひらめいた顔をして私の脇に手を添えて後ろからヒョイッと持ち上げた
西山「自分で取りたいんでしょ?これで届く?」
貴方「宏ちゃん…違う。そうじゃない」
江口「うん。俺も違うと思う」
宏ちゃんが持ち上げてくれたおかげで手が届いたので素直に台本を手に取ったが腑に落ちない。
結局宏ちゃんの手を借りてしまった
貴方「こ、宏ちゃん!」
西山「んー?なあに」
貴方「今までありがとう!私はもう大丈夫だから!」
西山「どういたしまして!何の話かな?」
名前を呼ぶといつもみたいに目線を合わせてくれた
そんな宏ちゃんに笑顔でお礼を言ってそのまま楽屋を出た
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西山「えー、僕嫌われた?」
江口「そうじゃないと思うよ笑 まあ見守ろうよ」
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優衣(プロフ) - 楽しみにしてます。これからも頑張ってください。 (2021年6月7日 22時) (レス) id: 6cae667143 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - 優衣さん» 優衣様、コメントありがとうございます!嬉しいです、これからも更新頑張ります! (2021年6月7日 21時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - どの作品もすごく楽しくて、更新されるたびに見てます。 (2021年6月7日 21時) (レス) id: 6cae667143 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - 優衣さん» 優衣様、コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもよろしくお願い致します! (2021年6月7日 19時) (レス) id: 9acfa2932f (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - とても、キュンキュンするお話で何回も見てしまいました。 (2021年6月7日 13時) (レス) id: 6cae667143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっとり | 作成日時:2021年1月9日 9時