カレカノごっこ【梅原裕一郎】

22 ページ24

.








終始無言のまま歩いていると私の家に着いたので手を離した







貴方「送ってくれてありがとう」


梅原「おう」







裕一郎くんにお礼を言うと「じゃあな」と振り返ろうとした所である事を思い出して引き止めた







貴方「ちょっとだけ待ってて欲しい！」


梅原「え？あ、おい！」








急いで自分の家に入り引き出しの中からカイロを取り出して裕一郎くんの元へ向かってそれを渡した









貴方「手冷たかったから。裕一郎くん冷え症なのかなって…こんなのしか渡せないけど良かったら使って。送ってくれてありがとう。またあし…」








寒い中送ってくれた事にお礼を言うと目の前に裕一郎くんの顔があって気づけば唇が重なっていた








梅原「…さんきゅ。おやすみ」







そう言って来た道を戻って行く裕一郎くんをボケーッと見つめていた








貴方「…………………………え」









.

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す