カレカノごっこ【梅原裕一郎】

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泉「本当に声優やってたんだな〜」


貴方「…」


泉「相変わらずビクビクしててうぜえな」








泉(いずみ) 星那(せな)くん
高校の時3年間ずっと私に嫌がらせをしていた男の子。









貴方「ど、どうして泉くんがここに…」


泉「ここのスタッフになったから？」








そ、そんな…
てことはこれから泉くんに会うことが多くなるの？


また嫌がらせされるかもしれない…っ


そう思ったら怖くなって隣にいた宏ちゃんの服の裾を握った









西山「…泉くんね〜西山ですよろしく〜」








怖がっている私に気づいた宏ちゃんが私を泉くんから隠すように目の前に立ってくれた









江口「江口です〜よろしくね！…ヒツジちゃんに何かしたら許さないから」


泉「お前ここでもヒツジって呼ばれてんの？笑」


貴方「っ…」


江口「うん、可愛いでしょヒツジちゃんって」


泉「…」









最悪だ…
どうしてこんな事に…
きっとまた高校の時のような思いをすることになる









梅原「ヒツジ、行くぞ」


貴方「あ、うん…」









裕一郎くんに手を引かれて泉くんの横を通り抜けた


チラッと後ろを振り返ると泉くんが真顔で私を見つめていた









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