カレカノごっこ7【梅原裕一郎】

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それから裕一郎くんはさっきとは打って変わって抜群の演技力を魅せた

ふぅ…とりあえずは良かった









監督「OK！お疲れ様です！」

全員「お疲れ様でした！」

監督「いやー、いつもの梅原さんに戻ったみたいで良かった…！」









楽屋に戻ると私に触れようとした裕一郎くんをサッと交わして強めに見上げた









貴方「ダメだよ！約束したでしょ！」

梅原「…」

貴方「だから聞こえないフリしないの！」

梅原「やだ、むり、できない」

花江「語彙力どこ行った」









嫌だと一点張りの裕一郎くんに大きな溜息を零した









梅原「ヒツジに触れないとさっきみたいに収録に集中できない」

貴方「えっ」

梅原「何もする気が起きない」

貴方「え、えぇ…」

梅原「このままじゃご飯も食べられなくて死んじゃうかも」

貴方「そんな…っ」

梅原「いいの？」









そんな事言われても…！
ていうかご飯くらい食べられるでしょ！
少しの間我慢するだけじゃん！


でもさっきの収録みたいにボーッとして周りに迷惑を掛けられるのは困る…









梅原「俺本当に何も出来ないよ」

西山「真顔で何言ってんの？」

梅原「ヒツジに触れないんだったらもう俺何もしないから」

江口「逆ギレすんな笑」

梅原「さっきみたいな収録繰り返したら俺クビになっちゃうよ」

花江「Aちゃん騙されちゃダメだよ！」









それは困る…
だって裕一郎くんの演技好きだし裕一郎くんだってこの仕事好きだろうし…
クビになんてなったら私が悲しい








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