カレカノごっこ7【梅原裕一郎】

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結局私のシーンは後日という事になり他の皆さんのシーンだけ録り、今日の収録は終了となった



楽屋に戻って台本をボーッと眺めていると香菜さんが私の肩に優しく手を置いてくれた









花澤「お疲れ様！」

貴方「お疲れ様です…すみません私のせいで全然進まなくて…」

花澤「そんな事ないよ！大丈夫、次頑張ろう？」

貴方「はい…あの、私どこがいけなかったと思いますか！？」









ブースの中で何度も繰り返し色んな事を考えながらアフレコをした。
でもどうやってもOKは貰えなかった。何がダメだったんだろう…どこを直せばいいんだろう…









花澤「うーん…私は悪いとは思わなかったけど監督には監督の思いとかあるだろうからね…」

貴方「そうですよね…ありがとうございました！私監督に直接聞いてみます！」

花澤「うん！それがいいね！」









気にかけて優しい言葉を掛けてくれた香菜さんに頭を下げた後すぐに楽屋を出て収録ブースに向かった


収録ブースに向かうとプロデューサーと話している西野監督を見つけて声をかけた









貴方「西野さん！お疲れ様です！ちょっといいですか？」

西野「なに？」

貴方「今日私の何がいけなかったのかどこがダメだったのか教えて下さい！次までに必ず直してきます！」

西野「…」









声をあげて西野さんに向かって頭を下げた
これ以上迷惑かけられない、早く認めて貰いたい









西野「…貴方、どこがダメだか1から言われないと分からないの？」

貴方「！」

西野「そういうのは自分で探すべきでしょう」









西野さんはそれだけ言うと私の前から去っていった


西野さんの言う通りだ…人に頼って見つけても意味が無い
ちゃんと自分で探し出して改善点を見つけなきゃ！







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