カレカノごっこ7【梅原裕一郎】

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梅原「…ああ、わかったあれだ」

貴方「ほんと！」

梅原「わかったんだけど名前が出てこなくてさ…なんだっけ？」

貴方「チュパカブラだよ！」

梅原「…ああ、そうそれそれ。そうだと思った」

西山「だから思ってないでしょ」









チュパカブラ…なんでチュパカブラ？
普通そういうのって可愛いらしい動物描くんじゃ…？

Aが描いた絵をジーッと眺めているとシュンとした顔で口を開いた









貴方「やっぱり私下手だよね…小さい頃も私の絵見て泣いちゃった子居たし…」

梅原「全然そんな事ないよ、超上手い」

貴方「えっ、そうかな？」

梅原「うん、ヒツジは画力の才能もあるな」

貴方「えへへっ、ありがとう！」









頭を撫でてやると嬉しそうに笑うAにまたなにやら絵が描かれた紙を渡された









貴方「あのね、裕一郎くんの似顔絵も描いたんだ！」

梅原「お〜、上手いなそっくり」

貴方「こんな紙切れであれだけど良かったらあげる！」

梅原「額縁に入れて飾るな」

貴方「そうだ、裕一郎くんも一緒に絵しりとりしようよ！」

梅原「いやそれは大丈夫」

貴方「楽しいよ？」

梅原「俺超絵苦手だからさ」

貴方「そっか〜…じゃあまた今度やろうね！」

梅原「おう」









さすがに一緒にやるのは無理だろうな。
1ターン目でギブアップすること間違いない


荷物を置いて席に座るとAはまた江口さんと絵しりとり対決をやり出した









西山「ほーんとAには甘いんだから」

梅原「じゃあお前あの顔見て下手とか言えるか？」

西山「言えないよ、言えないから黙ってたんだよ」

梅原「だろ？」









あんな楽しそうな顔で見せられたら誰でも本音なんて言えない
つーかAが描けばなんでも可愛いからいいんだよ
チュパカブラ描いたのはちょっと謎だったけど









梅原「そもそもなんであの2人は絵しりとりが成立してんだよ」

西山「さあ？画力が無い人同士わかるものがあるんじゃない？」









なるほどな…でもやっぱり2人とも絵のセンス皆無だな。

でもAが俺の似顔絵描いてくれたのは嬉しかった
まじで今日額縁買って帰ろう
ついでに写真撮っとこ









西山「梅ちゃんも相変わらずだよね〜」

梅原「うるさい」









Aがくれたものなら結局何だって嬉しい






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