嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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数時間程盛り上がった後お開きになりそれぞれタクシーを呼んた









貴方「江口さん今日もすみません…ご馳走様でした！」

江口「どういたしまして！また行こうね！」

貴方「はい、ぜひ！」









私はここから歩いて10分くらいの所だからタクシーは呼ばずに歩いて帰ることにしてタクシーに乗る皆さんを見送った









梅原「…お前家どこ」

貴方「え、あ、ここから10分くらいの所…です」

梅原「そ」









ダメだ。梅原さんに話しかけられるとどうしても拒絶反応を起こしてしまう。
失礼だとは思いつつもやっぱり怖い









西山「梅ちゃんタクシー来たよ！」

梅原「俺歩いて帰るからいい」

西山「そうなの？わかった！じゃあね！Aもお疲れ様！」

貴方「お疲れ様！」









タクシーに乗って中から手を振る皆に手を振り返すと車が発車した

楽しかったな、また皆でご飯行けたらいいな
…ん？あれ、なんだろうこの状況は


恐る恐る梅原さんに視線を向けるとまた睨まれていた









貴方「え、えーっと…お疲れ様です…」

梅原「家どっち」

貴方「え」

梅原「だから家どっち」

貴方「あ、あっちです…」









自分の家の方角を指さすと梅原さんは何も言わずにその方向へと歩き出した

え、どういうこと…？


不思議に思って立ち止まっていると梅原さんが振り返った









梅原「何してんだよ早く来い」

貴方「えっは、はい…」









そう言われて仕方なく梅原さんの後を追った









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