42 ページ43
.
撮影を終えて帰る前に御手洗に寄ると真礼ちゃんにバッタリ遭遇した
貴方「真礼ちゃん！お疲れ様！」
真礼「お疲れ！Aもここで撮影だったの？」
貴方「うん！裕一郎くん達とね」
真礼「そうなんだ！」
そうだ、真礼ちゃんに裕一郎くんとの事話そう。
唯一私が江口さんを好きだった事知ってたしずっと相談乗ってもらってたし
貴方「真礼ちゃんあのね、実は」
真礼「そうだ！早く梅原くんに本当の事言いなよ！」
貴方「えっとね、その事なんだけど…」
真礼「どうしたの？わかった。どうせまた怖いとか言うんでしょ？早くハッキリ言わなきゃ！」
呆れている真礼ちゃんに苦笑いをした時彼女の背中越しにこちらに向かって歩いてくる裕一郎くん、宏太朗くん、江口さんの姿が見えた
真礼「ちゃんと気持ち伝えないと！」
貴方「ま、真礼ちゃん待って…！」
真礼「本当はあのラブレターは江口さんに渡すつもりだったって！」
梅原「………は？」
遅かった…
驚いた顔をする裕一郎くんになんて言えばいいかわからず下を向いた
梅原「…今の話本当？」
貴方「ゆ、裕一郎くんあのね…っ」
梅原「本当かって聞いてんだよ」
貴方「っ…本当…です」
梅原「…」
確かにあのラブレターは江口さんに渡すつもりだったものだ。
けど今の私は江口さんじゃなくて裕一郎くんの事が…
梅原「…ははっ笑 そうだよな、おかしいと思ったんだよ」
貴方「裕一郎くんあのね、」
梅原「お前明らかに俺の事怖がってたし」
貴方「お願い聞いて裕一郎くん」
話を聞いてくれる素振りのない裕一郎くんに歩み寄り触れようとするとその手を思い切り振り払われてしまった
梅原「1人で浮かれてた俺が馬鹿だったよ」
貴方「…！」
冷たく悲しそうな瞳で言うとその場から立ち去ってしまった
初めて見る辛そうな表情に追いかける事ができずその場で立ち尽くす事しか出来なかった
西山「A…」
貴方「…」
真礼「ごめん！私余計なこと言った…」
貴方「違うよ。真礼ちゃんのせいじゃない。私が…」
私が裕一郎くんを傷つけたんだ
嘘ついて付き合って本当に裕一郎くんのことを好きになったのに自分の保身の為に全てを隠した
私は最低だ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 612人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はっとり(プロフ) - pocoさん» poco様、コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉ありがとうございます😭カレカノごっこはできる限り長く続けたいと私も思ってます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月19日 3時) (
レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - いつも楽しませていただいてます！個人的になのですが、「カレカノごっこ」や、「言うこと聞きなさい！」は長く続いている＆特に大好きな作品なので続けてほしいです😭これからも応援しています！ (2022年10月18日 23時) (レス) @page49 id: dd464bb7d4 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - のるのらさん» のるのら様、コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです😭これからもよろしくお願いします！ (2021年10月5日 17時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
のるのら(プロフ) - めちゃくちゃ良かったです…(´；Д；｀)はっとり様の小説大好きですうううう！！！これからも色んな小説読ませて頂きます！！！ (2021年10月5日 15時) (レス) @page49 id: 255e9f325b (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - マメさん» マメ様、コメントありがとうございます！こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました😭とても嬉しいです。これからも頑張ります！！ (2021年9月25日 9時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はっとり
| 作成日時：2021年7月15日 21時
