嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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子猫と戯れつつのどが乾いてペットボトルを取りだした
普通に飲もうとして蓋を捻ると固くて中々開けられずにいた

あれ、結構固いな…








西山「あ〜まじで可愛いわ」

江口「癒されるね〜」

西山「この子だけちょっと人見知りなのかな？」








確かにあの子だけ近寄ってこないな…
元々猫は人見知りだもんね。


その時裕一郎くんが子猫に手を伸ばすとゆっくり近づいてきた








西山「おー、イケメンだからかな」

梅原「そうじゃないだろ笑」

江口「俺なんか全然来てくれなかったのに」








裕一郎くんの手が好きなのかスリスリしている子猫を見てホッコリした

というかこのペットボトルの蓋本当にかたいんだけど…全然あかない！


力いっぱい捻っていると裕一郎くんが私にスっと手を差し出した









貴方「？………あ」








最初は不思議に思ったけど意味を理解して裕一郎くんの手にさっきの子猫みたいに頬をスリスリとすり付けた
すると突然手で顔を隠し小刻みに震え出した







貴方「えっ、どうしたの！？」

西山「梅ちゃんが萌え死んでる」

貴方「え、あれ、違った？」

江口「Aちゃん…笑 ペットボトル開けてやるって意味だったんじゃないかな」

貴方「！そ、そういう事…！」








子猫に手を差し出してるのを見た後だったからつい…！
待って恥ずかしい。普通そうだよね、何やってんだ私…っ








梅原「…ん」

貴方「あ、ありがとうございます」








やっと顔を出すともう一度私に手を差し出す裕一郎くんに今度はペットボトルを渡した




とんだ勘違いだよ…本当に恥ずかしい









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