嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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貴方「裕一郎くん行きたくなかった…？」

梅原「4人でいるよりAと2人の方がいいから」

貴方「…！そ、そっか！」









そんな風に思ってくれたんだ…嬉しい


さっきまで早歩きだったのにピタッと足を止めて振り返る裕一郎くんは少し顔を曇らせていた









梅原「悪い勝手に断って。行きたかったよな」

貴方「ううん。私も裕一郎くんと2人の方が嬉しいよ」

梅原「…そ。」

貴方「ふふっ笑」

梅原「なに笑ってんだ」

貴方「いひゃい」








若干照れている裕一郎くんに笑うとムッとした顔で頬をつねられた
なんだか裕一郎くんが可愛い…笑









梅原「帰るぞ」

貴方「はーい！笑」









ちょっと拗ねた様子で私の手を引く裕一郎くんに心の中でクスッと笑った









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今日も家の前まで送ってくれた裕一郎くんにお礼を伝えた









貴方「送ってくれてありがとう」

梅原「おう」

貴方「帰り気をつけてね。お疲れ様！」









微笑むとスッと手が伸びてきて頬に添えられた
まっすぐ見つめてくる裕一郎くんにさっきまでと雰囲気がガラッと変わりドキッとした

キス…するのかな？


雰囲気を察して目を瞑るとそれが合図かのように唇が重なった









貴方「…じゃ、じゃあねっ」

梅原「お休み」

貴方「お休みなさい」









頭をポンッと優しく撫でると振り返り自分の家へと帰って行く裕一郎くんを名残惜しそうに見つめた

もっともっと一緒に居られたらな…
でもまた明日も会えるんだ、我慢我慢！








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