嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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貴方「裕一郎くん、お風呂沸いたから先どうぞ」

梅原「一緒に入んないの？」

貴方「は、入らないよ！」









ケロッと問題発言をする裕一郎くんに乗り気みで拒否するとつまんなそうな顔で立ち上がった









梅原「風呂くらいで恥ずかしがんなよ」

貴方「女の人は無闇に裸を見せちゃダメって死んだおばあちゃんに言われたんだもん…」

梅原「ま、いいけど」









裕一郎くんにタオルを渡すと風呂場へ向かっていった


咄嗟に泊まる？なんて言っちゃったけど後悔。
だって緊張でどうしたらいいかわかんないもん！


" 好きだよ "




あの時言われた言葉、裕一郎くんの表情、声、全てが脳裏に焼き付いて離れない








貴方「わ、私は江口さんの事が…」








好きなはず。でもどうしてか裕一郎くんの事を考えてしまう。
私ってば本当にどうしちゃったんだ。








梅原「A」

貴方「え？っ…きゃあああああああ！！！」









名前を呼ばれ振り返ると上裸の裕一郎くんが私を見下ろしていた咄嗟に後ずさると勢い余って壁に強く頭を打ち付けてしまった









貴方「い"っ…たぁ…！」

梅原「ぶっ笑」

貴方「！」

梅原「っははは笑 慌てすぎ笑」

貴方「っ…」








裕一郎くんってこんなに思い切り笑う事あるんだ
というか笑ってる裕一郎くんカッコイイな…


思わず見とれてボーッとしているとぶつけた後頭部を優しく撫でてくれた








梅原「大丈夫？」

貴方「だ、だいじょうぶ…です」

梅原「ふっ笑」

貴方「笑いすぎだよ！！」

梅原「悪い笑」








いつまでも笑ってる裕一郎くんにちょっとムッとした顔を向けると頭を撫でていた手を頬に移動させてゆっくり顔を近づけてきた

一瞬驚いたけど目を瞑ると唇が重なりどんどん深くなる口付けに裕一郎くんが首にかけていたタオルをギュッと握りしめた


やばい…溶けそ…








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