嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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真礼「それで？」

貴方「…結局言えませんでした」

真礼「ハァ〜…」









真礼ちゃんとお昼に一緒にランチを食べにカフェにやってくると昨日の事を説明するなり深い溜息をつかれた









真礼「なんで言わないの！」

貴方「だって本当に好きだって知ったらなんか…申し訳ないというか罪悪感というか…」

真礼「おバカ」

貴方「すみません…」









まさか裕一郎くんが私の事を本気で好きで居てくれてたなんて思いもしなかった
だから余計に本当の事を言いづらい
もし本当の事を伝えたらきっと傷つける。









真礼「じゃあどうするの？江口さんの事好きなんでしょ？」

貴方「うん…」

真礼「江口さんはAが梅原くんのこと好きだと思ってるんだよ？」

貴方「うん…」

真礼「うんじゃない！」

貴方「真礼ちゃん怖い〜！！」

真礼「Aがうんしか言わないからでしょ！」









そんなに怒らないでよ〜！！
確かに自分が馬鹿なせいでこんな事になってるんだけどどうしたらいいのかわからないんだもん！
私だってまさかこんな事になるなんて思ってなかったし…









貴方「裕一郎くんから振られるの待つしかない…」

真礼「一生振られなかったらどうすんの」

貴方「振られるよ…だって私だし」

真礼「出た。すぐそうやって自分の事下げるんだから」

貴方「…あ、じゃあ振られるように悪い所見せればいいんだ！」

真礼「真剣に考えなさい」

貴方「はい。すみません。」









でも本当にそれが1番いい案なんだけどな…








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