嘘つきは恋の始まり【梅原裕一郎】〜完結〜

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次の日、昨日書いた江口さんへの手紙を持ってスタジオへ向かった








貴方「おはようございます」

西山「おはよ！」









楽屋に入ると宏太朗くんが笑顔で挨拶を返してくれてその隣には江口さんがいてドキッとした









江口「おはよう！」

貴方「お、おはようございます…！」









緊張する…でも昨日頑張って書いたんだから！ちゃんと渡さなきゃ。
さすがに皆の前では渡せないから後でこっそり渡そう









梅原「おはようございます」

江口「おはよう！」

西山「おはよ！」









梅原さんは楽屋に入るとすぐに端っこの席について1人で黙々と台本のチェックを始めた
そんな梅原さんに近づいて静かに話しかけた









貴方「梅原さん、昨日はありがとうございました」

梅原「…」

貴方「？あの…」

梅原「…別に」









ジーッと見られて首を傾げると素っ気なく返され顔を逸らされた

やっぱり嫌われてる…









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収録を終えた後急いで楽屋へ戻り例の手紙を江口さんのバッグの中に入れて皆が戻ってくる前に楽屋を出た



本当は直接伝えたかったけど江口さんを目の前にしたら緊張してちゃんと伝えられないと思ったから…
でもLINEだと気持ちが伝わりにくいかなって思って手紙にした。

4年分の気持ち、ちゃんと伝わるといいな。









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