807 ページ7
RN
痛い、気持ち悪い、痛い、気持ち悪い・・・
徐々に切れていく麻酔。そして比例するように、いや2乗3乗されていくぐらいどんどん痛みが増していく腰。
いつもはそれだけなんやけどそれと一緒に今日は気持ち悪くなってきた。
まあ、抗がん剤入れたわけやもんな。なって当然かもしれん・・・けどしんどいことには変わりない。
紫耀は、いつも俺が骨髄の検査をした後体を擦ってくれる。
今日も来てくれてほんまありがたい・・・けど、やばい。吐きそう。
さすがに吐いた俺の世話をさせるのは申し訳なさすぎる。
紫耀まだ薬終わって回復しとる途中やし。
紫耀を戻すまで我慢がま・・
廉「ぉえっ」
我慢しようと思ったのに結局間に合わなかった吐き気。
ほんまは仰向けの状態で吐きたくないけど体が重たくて自分じゃ体勢を変えられないから仕方なくそのまま吐き続ける。
ぉえっ、まじで、止まらんっ、なんでっ
紫耀がただただ吐くことしか出来なくなった俺の顔を必死に拭いてくれとる・・・けどそれにお礼を言う余裕すら無くて。
北「廉ー、しんどくなっちゃったかな」
・・・あ、先生の声した？
玉「廉ー、反対側の腕一瞬借りるね。解熱剤点滴で入れるよ。チクっとするけど我慢ね」
玉さんの声もした？
ほんまに俺今解熱剤入れるぐらい熱あるんや。
もう訳が分からん。
けど、とにかくしんどい。早く落ち着いてくれ。頼むから。
______________
匿名メッセージお待ちしております。
予告/コメントボタン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1022人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ - 海人くんのお話楽しみです！ (9月30日 22時) (
レス) @page34 id: acafeb5047 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - 初メッセージ失礼します。紫耀くんのお話読みたいです！！ (9月12日 23時) (レス) @page14 id: 7da81caadd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風音色
| 作成日時：2023年8月31日 17時
