全てが僕たちの宝物Ⅷ (ページ3)

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KT
お腹痛い、、、

食べたから痛いのか、単純に傷口が痛いのか

よく分かんないけどとにかくさっきからズキズキ痛い。

痛くて不安だから誰かに甘えたい気分。

紫耀に甘えようかな、

海「しょ、、」
紫「廉、先生呼んだよ」

ん？

紫耀の方のカーテンを開けようとしたら反対側から紫耀の声が聞こえてきた。

廉のベッドの方にいる・・？

しかも廉また具合悪くなっちゃったのかな

海「紫耀？」

紫「あ、海人！廉が急に熱出しちゃってさ」

海「えっ」

紫「暫く様子見てたんだけど、さすがに38℃超えたから先生呼んだとこなんだ」

海「廉大丈夫？」

廉「んー・・・へーきへーき・・・」

いや、絶対大丈夫じゃないやつだ、それ。

僕のお腹痛いのなんかよりよっぽど重要だし大変だ。

廉、顔真っ赤だし。

廉「ﾊｧ、、、痛」

紫「どこ痛い？擦るよ」

廉「腰・・・。ごめんな、紫耀、海人、心配、かけて」

紫「そんなこと気にしないの。お互い様だから」

廉「ぅん、、」

紫耀と二人で廉を看病してる間にもどんどん廉の顔は赤くなってぐったりしていってる気がする、、、

北「廉ー熱出ちゃったって？」

あ！先生来た！

海「廉！先生来たよ！」

廉「んー・・。」

北「おー廉顔真っ赤じゃん。しんどいなー？熱もうちょっと上がりそうだから、上がり切ったら解熱剤使って熱さげよう」

廉「ぇ、まだ上がるん？」

北「うん。あと少し上がるんじゃないかな。他に症状ある？」

廉「体、痛い」

北「分かった。そっちは痛み止め使おう。持ってくるから少し待てる？」

廉「ん、、」

廉、今の段階でもこんなに辛そうなのにまだ熱上がるって・・・

どんだけしんどいんだろう

紫「廉、先生来るまで腰擦るよ」

廉「ごめんな、、」

紫「謝んないの」
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　 2022/7/18 風音色より。