361 ページ11
KT
海「ん・・・」
玉「あ、海人起きた？」
海「ん？」
どこだここ
いつもの部屋じゃない。
玉「ここは処置室だよ。あともう少ししたら部屋帰れるからね。」
海「しょちしつ・・」
なんで処置室にいるんだ？
玉「あれ，覚えてない？海人お腹痛くなって一回意識失ってたの。」
海「えっ？」
うそ。いつ？
・・・あ！思い出した！
海「廉！廉大丈夫！？」
玉「びっくりした！大声出すとまたお腹刺激しちゃって痛くなるよ。」
海「痛っほんとだ・・・。それで廉は？吐き気落ち着いた？」
玉「どうかな，まだ廉の所に行ってないから分からないけどミツが助けに行ったからもう大丈夫だと思うよ」
海「そっか、良かったー・・・！」
玉「うん笑。それと今回海人がお腹痛くなっちゃった原因なんだけどね，小腸が急に拒絶反応を示しちゃったみたいなの。」
海「拒絶反応？」
玉「そう。何か嫌なことがあったみたいでそれを撃退しようと頑張っちゃった感じかな」
海「それって大丈夫なの？」
玉「よくあることではあるよ。今後も暫くは同じようなことが起こっちゃうと思う。」
海「えっ」
こんなの何回も起きるなんて嫌だな
海「暫くってどれくらい？」
玉「個人差はあるけど平均すると数年ぐらいかな」
海「えー長いね」
玉「これは小腸だけじゃなくてどの移植をしてもそうなんだよねー。」
海「そっか、、やっぱり一筋縄じゃいかないんだね」
玉「んーまあねぇ。でも海人はかなり順調な方だよ。」
海「そうなの？」
玉「うん。そもそもここまで回復するのが大変なことだからね。・・・あ、時間過ぎた。お腹から管抜くよ」
海「えっ入ってたんだ」
玉「うん。これが抜ければ帰れるよ」
海「まじで！早く終わらせて！」
玉「はいはい笑。力抜いててね」
__________
匿名メッセージ募集中です！
コメントボタン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 757人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風音色
| 作成日時：2022年7月16日 19時
