全てが僕たちの宝物Ⅷ (ページ12)

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SH
紫「遅れたー！ごめんなさい！」

藤「お，来た笑。先筋電図やるから上脱いで横になってー」

紫「はーい。ねえ今日って肺の検査やるっけ」

藤「いや，今日は採血したら終わりにするつもりだよ」

紫「そっか！じゃあ早く終わるよね」

藤「そうだね。何かその後用事あるの？」

紫「いや、廉がさっきまで吐いてて辛そうだったし海人も連れてかれてったまま帰って来てないから早く帰って二人が辛そうだったら助けてあげないとって思ってさ」

藤「そういうことね！じゃあ早く終わらせよう」

紫「うん！そうしてそうして」

藤「機械つけるよ。」

紫「はーい」

藤「検査始めるね。リラックスした状態でいいけど動かないでね」

紫「うん」

リラックスって言われても検査ってどう頑張っても結果がどうか怖くてドキドキしちゃうからリラックスできたこと無いんだよね笑

藤「ん。」

紫「ん？」

何？

藤「紫耀、一個検査追加してもいい？」

紫「えっ」

待って嘘でしょ？

紫「何するの？」

藤「薬を使って筋肉の動きを見る検査をしたいんだよね」

紫「痛い？」

藤「いや、薬を注射で入れるからその痛みぐらいかな」

紫「・・分かった。いいよ」

藤「ありがとう。採血のあとやろうか。」

紫「うん、」

なんで急に検査が増えたんだろう・・・。

もしかして自覚症状が無いだけで俺の病気悪化してる？
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