シリーズ1周年記念25 ページ39
KT
脱走から1週間近経って、やっと部屋の外に出ても良くなったんだけど
なんと、今広い部屋に僕一人です。
紫耀も廉もお母さんと話しにどっか行っちゃって
僕だけここにいるの。
仕方ないけど、でももう暫く家族に会えてない。
寂しい・・・。
神「やっほー・・あれ？海人だけ？」
海「あ、神！」
岸「ほんとだ。取り残されちゃった？」
海「！！…違う！違うもん！！」
神「ちょ！岸くん、海人泣いちゃったじゃん！」
岸「えっ！やべっ。ごめんって海人！そんなことないって！まじで！命かける！」
海「そんなことに命かけなくていいよ・・」
岸「あーそれもそっか、、どうしよ。いや、ほんとごめんって」
神「海人の家族忙しいの？」
海「うん。だから仕方ないんだけど、なんか僕だけ独りだなって・・・」
神「そんなことないでしょ」
海「分かんないよそんなの・・。そんなこと言ったって神のとこもよく来てくれるでしょ？」
神「えっ俺？俺、はねー、えっと・・」
岸「ちょ、神宮寺」
神「いいよ笑。あのさ、俺実は家族いないんだよねー。」
海「えっ」
神「生まれてすぐ病気が見つかったらしくって、気が付いたらいなかった笑」
海「うそ、ごめん！」
神「いいって！別に俺寂しくなんかないよ。だってここには皆いるもん。岸くんはもう家族みたいな存在だし、海人とも廉とも紫耀とも仲良くなれた。だから一人だなんて思ったことはないんだ」
岸「そう！神宮寺は家族の一員だから。海人も仲間いっぱいいるじゃん！紫耀とか廉とか。それに俺たちもいるから！」
海「そっか、そうだよね」
普段あんなに明るい神の秘密を知ってしまった。
神、強いなぁ。
僕もそんな風に強くなりたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風音色
| 作成日時：2022年1月29日 0時
