全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ18)

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シリーズ1周年記念4 ページ18

YT
玉「ごめん紫耀くんお待たせ。あー疲れちゃったね？」

紫「えっ、、、はい」

さっきから静かに平然とした顔で待っててくれてたけど

恐らくかなり全身痛いんじゃないかな

ちょっとだけ息切れしてるしね。

玉「さっき歩いたり立ち上ったりした？」

紫「あっ、ちょっとだけしちゃいました。ごめんなさい」

玉「謝んないでいいんだよ！ただ痛くなっちゃった原因を知りたいだけだから」

玉「ちょっと点滴見せてねー」

えっとー、痛み止めの点滴は・・・これか。

ああ一番弱くなってる。これならスピード上げて強めても大丈夫そうだな。

玉「体痛いの嫌だと思うから少しだけ痛み止め落とすスピード上げてみますか。」

紫「はい！」

紫耀くんの病気はとにかく体に薬が残りやすいから慎重にやらなきゃいけないんだよね。

玉「少しスピード上げたよ。すぐ劇的に痛みが消える！ってわけじゃないけど徐々になんとなく痛みは消えると思う」

紫「よかったー」

玉「それと、指貸してね。一回酸素測ろうかな」

紫「はーい」

ピーピーピー

"94%"

紫「あれ」

指に機械を挟んで酸素値を見たら異常値が出てアラームが鳴った。

本人は意外だったみたいだけど、顔色を見る限り納得かも

玉「惜しい！ギリギリアウト！息が苦しい感じ無い？」

紫「うーん、言われてみればそうかもしれないです」

玉「それぐらいなのね笑」

慣れてきちゃったかな

玉「とにかくこれそのままにしておくとダメだから一回カニューレつけて様子見ようね」

紫「わかりました」

どうかなー

玉「息しやすくなってきた？」

紫「はい！違い分からないかと思ってたんですけど全然違いました笑」

玉「それは良かった笑」