全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ13)

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海人くん誕生日特別編6 ページ13

KT
廉・紫「海人！お誕生日おめでとう！！！」

！！！！？？？？！？！？！？！？

パーン！と目の前で弾けた大きなクラッカーたち。

あまりの衝撃に言葉が出なくなった。

えっと？

確か

寂しくなって飛び出したら

藤ヶ谷先生に見つかって

ちょっと寄り道して

部屋に戻ろうとしたんだよね？

見渡すと、満足そうな顔をしてこっちを見ている紫耀に廉に玉森先生に・・・

あ！え！？ママもいる！

海「廉！紫耀！先生！ママ！」

海「え！？なんで！？」

しかも部屋には風船やキラキラした飾りたち

それらが綺麗に部屋をデコレーションしていて

ベッドとか点滴とか機械とかが無かったらほんとにただの小さなパーティー会場みたいな感じ。

廉「はい、海人。これ俺からの誕プレ。お誕生日おめでとう」

海「廉ありがとう！」

紫「はい、これは俺からね」

海「紫耀もありがとう！」

海母「海人、中々海人のとこに行けなくてごめんね。お誕生日おめでとう。これはママとパパからだよ」

海「ママ忙しいのにありがとう！」

廉「な！せやから違うんやって！」

海「何が？」

廉「海人は独りぼっちなんかや無いって言ってんの！俺だって紫耀だって玉さんだって、皆おる。絶対独りぼっちにはさせんから。」

海「うん！」

皆、ありがとう！

皆と一緒になれて、僕は本当に嬉しいよ！

あの日、玉森先生が僕を紫耀と廉の部屋に入れてくれたから

廉と紫耀と仲良くなれて

辛い治療も支え合ったから頑張ってこれたんだ。

本当に奇跡的な出会いだったんだなー。

僕は独りぼっちなんかじゃなかった。こんなに恵まれて、周りには大事な人が何人もいたんだ。

海「皆本当にありがとう！大好き！」