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虎杖は、倒れてきたAをそのまま床に押し倒した。押し倒されたAは照れるでもなく、ただキョトンと近くにいる虎杖の顔を見つめた。
『どうしたの?』
虎杖「いやー…ええと、あの…」
綺麗な顔に見つめられ、しどろもどろになってしまう虎杖。まさか、Aの美しさに思わず襲いたくなりました。などとは言えない。
『悠仁?』
優しく見つめられ、虎杖は彼女の澄んだ黄色い瞳を見返した。
短いスカートから伸びる綺麗な足も、自分の名を呼ぶ可愛らしい声も、唇が触れそうなほど近い距離も、健全な男子学生を狂わすには十分すぎる状況であった。
手を伸ばして彼女の長い髪の毛に触れる。そのまま頬を包むように移動させる。
ピキ…
ガリ!
『痛い…』
宿儺「けひひ」
虎杖「ご、ごめん!!」
宿儺が手のひらから現れて、Aの耳を噛んだのだ。虎杖はAから早急に離れる。彼女を起こそうと手を伸ばしたが、耳から流れる血を見て虎杖は思わず引っ込めた。
Aはおずおずと立ち上がる。
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[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月24日 8時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
Ciel - めっちゃ面白いです!吾郎くんがかっこかわいいです。便新待ってます! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 5e4a1d1d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年8月10日 12時