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大和「大丈夫かい?いたいけな少女を痛ぶるのは趣味じゃない。」
バカにしたように大和が笑う。ぎりりとAは木槌を握る手に力を込めた。
唐突にAは手を地面につくと、ぽちゃんと彼女自身が地面に沈んでいった。術式で異次元に移動する。
大和「異次開術…」
次の瞬間大和の目の前にAは現れ急速に距離を詰めると、木槌の頭で突く。もう一度地面に沈むと、裏に回って木槌を振り抜いた。
大和「くっ…術式を理解していても…厄介だ。」
Aはもう一度地面に沈む。
大和「だが…呪力の気配で君の移動は把握できる…それに…
バシュ!
裏の取り方が単純すぎだ。」
Aが異次元から飛び出すと同時に、大和は見切ったように刀を振った。反応できず防御無しに切りつけられた彼女の肩から血が飛び散る。
すぐに繰り出されたもう一太刀をなんとか木槌で防ぐと、またも吹き飛ばされて木に体を打ち付けられる。
随分と吹き飛ばされた。木々が薙ぎ倒されて一直線に視界が開ける。
彼女は頭から血が流れるのを感じた。朦朧とする意識の中で、前もこんな状況があったなぁと冷静に思い出していた。
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[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月24日 8時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
Ciel - めっちゃ面白いです!吾郎くんがかっこかわいいです。便新待ってます! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 5e4a1d1d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年8月10日 12時