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コンビニの前で1人佇む伏黒を気にしながらも、車は動き出した。なんとも言えない沈黙が流れてみな居心地が悪そうだ。
ホテルまで着いても誰も話さない。
その沈黙を破ったのは意外にもAであった。
『戻ろう。八十八橋に向かいましょう。』
虎杖「だよなぁ!!絶対1人で行くつもりだよなぁ!」
待ってました!と言わんばかりに虎杖は反応する。Aはこくりと頷いた。
釘崎「ったく、世話が焼けるわねぇ。伏黒のやつ!」
『危険度が上がったなら尚更、1人で行かせるわけにはいかない。死なせるわけにはいかない。』
虎杖も釘崎も覚悟を決めた顔をした。
その日の夜。暗い道を1人で歩く伏黒。
釘崎「自分の話をしなさすぎ。」
虎杖「別に何でも話してくれとは言わねえけど、せめて頼れよ。
友達だろ?」
背後から声をかけられて少し驚く伏黒。後を追われていることにも気づかぬほど余裕が無かったようだ。
Aが伏黒の手を握る。伏黒はぽつりぽつりと話し出した。
伏黒「津美紀は寝たきりだ。だが、本人が申告できなければいつ呪い殺されるかわからない。
だから今すぐ払いたい。
でも任務の危険度が上がったのは(釘崎「はいはい。」
虎杖「はじめっからそう言えよ。」
『うんうん』
頼もしく前を歩く2人と自分の手を引くAに伏黒は嬉しそうに少し口角を上げた。
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[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月24日 8時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
Ciel - めっちゃ面白いです!吾郎くんがかっこかわいいです。便新待ってます! (2021年8月11日 23時) (レス) id: 5e4a1d1d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴっぴ | 作成日時:2021年8月10日 12時